$ 0 0 中沢周作、27歳、システムエンジニア 会社は社員3人アルバイト1人のIT会社 社長の福末と部長の館野と中沢とアルバイトの新井 中沢の親は車で旅行中に交通事故でふたりとも亡くなっていて 中沢は5年前から志穂美と一緒に未婚のまま実家で暮らしている 中沢のノートパソコンのとなりに叔母からもらった 旅行土産の模型電車が置いてある、これを龍宮電車と呼んできた 今朝も志穂美が朝食をつくってくれた。 会社へ出勤したらアルバイトの新井から会社が倒産して、社長が逃げたと言われる。 会社には弁護士で破産管財人がきていた。 志穂美に会社が倒産したことを話したら、仕事が無いひとと結婚できないと言われ、 彼女は荷物をまとめ出て行った。このとき志穂美が模型電車を落とし壊した。 周作はひとりになり夢を見ていた。 志穂美と水族館へ行こうとしていたが周作の切符では電車に乗れないと言われ、 水族館は龍宮電車じゃないと停まらないと言われ、フリーパスがないと改札を 通れないと言われた。 周作はフリーパスの売り場を聞いたが特別なもので教えられないと言われ、 目が覚めた。 新井からメールがきて彼女と会って、ヒマな彼女が調べた会社情報を聞いた。 社長は離婚し、自己破産の申立てをしたと教えられる。 計画倒産らしい。 叔母の見舞いで病院へ周作は行き、会社の倒産のことを知らせた。 叔母は喫茶店「洞窟」を何十年もひとりで切り盛りしてきた。 その叔母もガンに侵され、生活費に使いなさいと通帳と印鑑を渡された。 通帳には200万と記載されていた。 周作はこの金を病院で偶然後ろから声をかけられた館野に息子が病気だと 言われ貸してしまう。ハローワークへ行き、失業手続きをした。 館野部長に電話を入れたら電話が使われていませんと返ってきたので 部長の奥さんを訪ねて働いているデパートへいった。 息子はぴんぴんしていると言われ離婚していた。 館野部長は会社を設立したときに社長に5000万円を貸していたが倒産で 逃げられ金に困っていた。それ以外にも大病が見つかり入院しなければ ならなかった。 周作は館野部長の息子とゲームセンターに行き、クレーンゲームで遊んだ。 息子はお礼にと言って周作に幼児雑誌の付録のような券を渡した。 券にはフリーパスと書かれていて、いろいろ使えるんですと言った。 この物語は、思い通りにならない、うまくいかない人のために、 願いを叶えてくれるアイテムがもしあったらという設定でつくられています。 周作は、やっとフリーパスを手に入れた。 竜宮電車に乗った先にどんなお楽しみが待っているのか。 本を読んだら分かります。