ケネディーの娘が駐日大使に就任したというのが、話題となっているが・・、 ナント今日(11・22)は、 J・F・ケネディの暗殺されて50年目にあたる日なのだという。 当方はここのところ、 J・F・ケネディが駐日大使に任命したエドウィン・ライシャワー博士の自伝を読んでいる・・
原題“MY LIFE BETWEEN JAPAN AND AMERICA”を直訳すると「日本とアメリカとのはざまにおける我が人生」ということになる。 「BETWEEN はざまに」ある人は、時には、身を引き裂かれるような思いをしつつも、それゆえにこそ、その両端にあるモノをよく認知することができるものである・・、と、当方は思うのである。それが、読みはじめたひとつの動機である。 ライシャワー博士は、1910年(明治43年)、宣教師の子として日本で生まれ、1961年(昭和36年)から1966年(昭和41年)まで、駐日アメリカ大使を務めた。 ハーヴァード大学での教師時代には、ドナルド・キーンやサイデンステッカーを教えもしている。日本学・日本研究(ジャパノロジー)の先駆的役割を果たしたといっていい。現に(とは言っても、現在「絶版」とはなっているが)講談社から出ている『英文日本大事典』の編集代表のような位置にライシャワー博士はなっている。 エドウィンO.ライシャワー日本研究所 http://rijs.fas.harvard.edu/about/index.php ソノ「ライシャワーの見た日本」を、当方は残念ながら見ていない。生まれていない(あるいは「間もない」「物心ついていない」)のだから、やむをえない。また、ライシャワー当人ではナイのだからあまりにも当然ではある。 以下、「ライシャワーが見た戦後日本」の姿を引用していこうと思う。 (つづく)英文日本大事典―カラーペディア / Japan: An Illustrated Encyclopedia
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- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1993/11
- メディア: ハードカバー