「鳴く虫ハンドブック コオロギ・キリギリスの仲間」 著者:奥山風太郎 発行:文一総合出版 奥山風太郎(おくやまふうたろう)氏の作品 10代前半より生き物にまつわる仕事に従事。 世界各地で野生生物の姿を調査し、雑誌等で紹介してきた。 鳴く虫は正体不明な幼虫の羽化する瞬間が好き。 本書は、音を発する虫のうち、コオロギやキリギリスの仲間を「鳴く虫」として紹介したハンドブックである。 「コオロギやキリギリスの仲間」とは、分類学上は、バッタ目(直翅目)コオロギ亜目のコオロギ上科に近縁なグループとキリギリス上科に属する種を指すようである。 北海道から沖縄の離島まで日本各地の「鳴く虫」の生きた個体の写真を中心に、科名、和名・学名、倍率、原寸のシルエット、生息地のイメージ(イラスト)などが掲載されている。 分布マップや生息場所、鳴き声の聞こえ方、ライフサイクルなど、著者の観察経験と記録に基づいた豊富な情報が添えられており、ヒガシキリギリス、クサキリ、ハタケノウマオイ、セスジツユムシ、カワラエンマコオロギ、ハラオカメコオロギ、クマスズムシ、アオマツムシ、カンタン、クサヒバリ、シバスズ、イソカネタタキなど、72種類(種名索引を数えたところ)が紹介されている。 「鳴く虫を楽しむ 虫籠編」「たまごの話」「都会で一番多い鳴く虫?」などの書き物も興味深い。
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