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読了:ヒトラーとナチ・ドイツ, 石田勇治

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* ヒトラーとナチ・ドイツ, 石田勇治, 講談社, 9784062883184 タイトル通りの現代史解説本。友人からの紹介で購入。 ヒトラーが政権を取ることになるずっと以前から時代ごとにその足跡をたどり、どういう思想や経験が背景となってヒトラーをヒトラーたらしめたのかを解釈しようとしているという感じだ。そして、ドイツの市民(のうち9割ほどを占める非ユダヤ系白人)が、なぜ保守的な道を捨ててヒトラーに賭けたくなったのか(もしくは、なぜヒトラー個人が主導権を持つ社会でもいいよねと思うようになったのか)を、当時の社会的経済的背景から探ろうという感じである。 著者の解釈によると、①国が経済的に困窮することにより、②その国を構成せしめる市民の良識をおかしくする、という。 もしこれが正しいのだとすると、人類は根本的にはどうやったってそこから抜け出せないのかも知れないなぁ、と暗鬱たる気分にもなる。(日本の市民層への調査では、現状満足度が上がっているという報道を読んだばかりでありますが。) ともあれ、歴史が苦手、世界史は特に苦手、その中でも現代史はさらに苦手な自分にとっては、お蔭様でだいぶ勉強になりました、というのが実は本音です。 ヒトラーとナチ・ドイツ (講談社現代新書)


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