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エフェソの信徒への手紙 2章11~22節

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<実にキリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、ご自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。(14節)> 「かつてと今」という議論から、教会で繰り返し問題になる「イスラエルの民と異邦人」という宗教を背景にした民族間の敵意について記した。教会の中に、どうしても一つになることができず、相手を排除しようとする感情の壁があった。 私たちの教会では婦人会が昼食を用意する。昔の教会も皆で卓を囲むことがあったことだろう。その時、イスラエルの人々にとって口にしたくない物や、匂いだけで気持ちの悪くなる物もあったかもしれない。日常の些細なことから互いに相手を疎ましく思うこともあったのだろう。 「食べる物は制限されない。律法は廃棄されたのだ。」と聞かされ、そのことを理解しながらも自分の体が受け付けないことはある。一方異邦人たちは神との約束を知らず、真の希望を持たず、肉の赴くまま神から遠く離れて生きてきた。彼らは異邦人を蔑んだ。 パウロはこの手紙を読む異邦人キリスト者たちに「しかし、あなたがたは、以前は遠く離れていたが、今やキリスト・イエスにおいて、キリストの血によって近い者となったのです。・・・キリストはおいでになり、遠く離れているあなたがたにも、また近くにいる人々にも、平和の福音を告げ知らせられました。」と訴えた。 主イエスは罪の満ちるこの世に神の独子として降って下さり、御自分の肉を通して敵意という隔ての壁を取り壊して下さった。律法は廃棄され、旧約も律法も知らない者も共に聖なる民に属する者、神の家族として、使徒や預言者という土台の上に建つことができる。 クリスマスの喜びはここにある。主イエスがこの世に降って下さった。もし、このことがなかったならば、極東の島に生きる我々が神を知ることはできなかった。神はそのままにはなさらなかった。 クリスマスの出来事は、世界の果て果てまでも、村々、町々までも人々が神を知ることができるようにと、神様が人間に贈って下さった最高のプレゼントである。

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