こごえた背中の、とける夜(MF文庫 ダヴィンチ) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
- 作者: 沢木 まひろ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/12/23
- メディア: 文庫
あらすじ
雨の午後、俺と彼は恋に堕ちた―夏の雨の中、俺と彼は出会った。時計職人で42歳の俺と、まだ幼さの残る20歳の彼。彼の白く小さな顔、細長い体つきは上
等なマネキンのようで、15センチも背の低い俺は、まるで月に恋した蛙だった。一見おだやかな二人暮らしと、その裏にはりついた不安…俺は彼のことを何も
知らなかったんだ。哀切な恋愛小説『きみの背中で、僕は溺れる』の沢木まひろ、待望の書き下ろし新作。
(amazonより)
静かな雰囲気に好感が持てる話でした。
同性愛についてを別視していないけれども
楽観視もしていない主人公たちに愛着が持てます。
静かなのに変に不幸な話にしないところがさすが沢木さんだな、と思いました。
ちなみに私は書店に買いに行ったのですが、
若干表紙が恥ずかしい(笑)
「あえてバーコードの方を出しました」
という雰囲気を醸しだしてレジに持って行った思い出が・・・。