- 作者: 絲山 秋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/07/31
- メディア: 単行本
あらすじ
当てのない漂流の果てにたどり着く場所は?
他人とはうまくつきあえない、
幼い頃から自分に自信がない女性がたどり着いたのは、
北関東の町。ラジオの電波を通じて感じる見えない人々の温度。
（amazonより)
まさしくその北関東の町のラジオ局の放送を聞いて知った作品でした。
放送音響課（ラジオなどの製作を勉強する課でした）出身としては
当然ラジオ好きですので、この本も気になる♪
と思って読んだ本でした。
が、思い描いていたイメージとちょっと違い少々落胆した記憶が・・・。
そもそも恋愛小説が苦手な上に日常を切り取った小説という小説が苦手。
（読んでいるのがコミカルな話かミステリのため）
そんな私にはアラサー女子の憂鬱な気持ちを
延々と語った作品に馴染めるはずがなく、
主人公の煮え切らない性格に苛立ち
なかなか読み進めることができませんでした。
というのも読んだ当時はまだ２０代前半。
想像力が足りないといわれるかもしれませんが、
読むタイイングを誤ってしまった感がありました。
FM放送の使い方や、地方の話は良かったと思いました。
だから余計に残念だったな、と思います。
因みに舞台になっていた放送局の
公開生放送を見に行ったことが有ります♪