・ディリュージョン社の提供でお送りします/はやみねかおる 講談社タイガ
ディリュージョン社とは、物語を現実世界で体験できるエンターテインメント「メタブック」を提供する会社。 その会社に入社できた、本は全く読まない新人エディターの森永美月が、主人公。 それに、体裁作家と名高い手塚和志が、不可能犯罪小説を体験したいという依頼に、台本と舞台を用意する。 けれど、怪しい手紙や殺意ある事件が続き、台本にはないリアルな殺人未遂事件が起こる。 近未来でSFが入った話かなと思いきや、SFはまったく入っていなくて、がち現代ミステリだった。 最初は美月の入社試験からで、なかなかおもしろかったんだけれど、「メタブック」になってからはなかなかページが進まなかった。 読み終えるまでに3日もかかってしまった。 真相は、ちょっと思いつかないことも入っていて、うーん……。 よく推理できたよね、美月。 首になるかも、しかも会社に違約金も払わせることになる、というので、がんばったもんねぇ。 でもさ、手塚がもう少し役に立ってもよかったんじゃないかな。 美月が犯人だと思わせないで。 消化不良な読後感だった。 もう少し、エンターテイメントな内容にして欲しかった。 ★★☆↧







