2016年本屋大賞受賞作品。
情景が目の前に浮かび上がる感覚で
物語に引き込まれます。
森の静謐さと生命の息吹、自然の力強さ、
研ぎ澄まされた音・・・。
音は、自然との対話・・・
森の中にいると、自由を感じる。
ある日、学校のピアノに調律師を案内した事がきっかけで、
平凡な僕に、未来への希望が見えた。
その調律師は、素晴らしかった。
いつか、いつか僕も、その音を作りたい。
調律師養成の学校で勉強をし、
あこがれの調律師である板鳥氏のいる江藤楽器に就職した。
先輩の柳さんに付いて、調律を学ぶ。
様々な試練、挫折を繰り返す。
どうしたら上手くできるのだろう。
ある双子の女子高生のピアノの調律が、
後の僕の進むべく道を教えてくれた。
ピアノの個性を見つめ、
弾く人の特性を考慮し、
能力を発揮できるように、音を作り出す。
音は、奏でる者の心を浮かび上がらせる。
ピアノ演奏の素晴らしさを支える調律師。
音に対して、これほどまでに深く関わりあっているとは、
正直、知りませんでした。
私も、昔ピアノを習っていましたが、
ピアノに対しての強い思い入れはありませんでした。
何十年も調律されていない実家のピアノが
かわいそうになりました。(--,)
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