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『知の仕事術』 池澤 夏樹著 インターナショナル新書

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知の仕事術 (インターナショナル新書)

知の仕事術 (インターナショナル新書)

  • 作者: 池澤 夏樹
  • 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
  • 発売日: 2017/01/12
  • メディア: 新書
本書は著者の「知のノウハウ」を示す「技術論」。目次を順に追うと、「新聞の活用」法、「本の探しかた」、「書店の使いかた」、「本の読みかた」、「モノとしての本の扱いかた」、「本の手放しかた」、「時間管理法」、「取材の現場で」のメモの取りかた、デジカメの使いかた、「非社交的人間のコミュニケーション」法、「アイデアの管理と書く技術」、「語学学習法」、「デジタル時代のツールとガジェット」が示されている。 相当にハイレベルである。「新書」でもあり誰でも読むには読めるだろうが、小説など創作を意図している方向けといってもいい内容である。「わたしは、こういう風に仕事をしています」という「こういう風」が記されている。 そういうわけで(そのおかげで)、「知のノウハウ」「技法」を知るだけでなく、著者の「わたし」(パーソナルな部分)を知ることのできる醍醐味が、本書には、ある。芥川賞作家で、大手新聞に小説を連載し、『毎日新聞』の書評欄を監督し、河出書房新社から『世界/日本文学全集』の選者を委嘱され、講演、取材にいそがしく飛びまわる著者の私生活がたいへんよく見て取れる。 「はじめに」で、著者はいう。「ぼくは自分の仕事場を公開したことはない。・・どこの企業が自ら進んで『企業秘密』を他社に公開するだろう・・ / 大事なのは製品であって製造過程ではない。 / しかしぼくも歳を重ねて自分に対する規制が緩んできた。 / この新書では禁を破り、ぼくの個人的なやりかたについて、『知のノウハウ』を公開しようと思う」。 「あとがき」には、こうある。「昔は身辺のことは一切書かなかった。 / エッセイなどで「ぼくは・・」と書いても、その「ぼく」はいわば仮想のものだった。一つの話題を提供するための土台としての「ぼく」。パーソナルなことを書かないのは、一つには羞恥の思いがあったからだし、そもそも自分自身のことなど書いて人さまにお伝えする価値はないと思っていたから。 / この思いはいまも変わらない。それでもこんな本を書いたのは、これが技術論だからだ。・・・」。 本書は、そのような著者の血のかよった(血をながし犠牲を払った)実践中の技術論が示されている。それゆえ、貴重といえばたいへん貴重である。
キトラ・ボックス

キトラ・ボックス

  • 作者: 池澤 夏樹
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/03/25
  • メディア: 単行本
近現代作家集 II ((池澤夏樹=個人編集 日本文学全集27))

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/04/11
  • メディア: 単行本
世界文学を読みほどく: スタンダールからピンチョンまで【増補新版】 (新潮選書)

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  • 作者: 池澤 夏樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/24
  • メディア: 単行本

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