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タップ君の探偵室・動物のお医者さん

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『タップ君の探偵室』…といっても、ご存じない方が多いでしょうね。 もう20年以上前の漫画ですから。
タップ君の探偵室 (アニメージュコミックス)

タップ君の探偵室 (アニメージュコミックス)

  • 作者: ふくやま けいこ
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1993/12
  • メディア: 単行本
人間(ヒト人)と様々な動物(の形をした登場人物)が 仲良く混在しながら暮らしている架空の町「ヌカリナ市」。 主人公のイヌ人(?)の「タップくん」は、探偵業の傍ら、 レストラン「EAT UP」を経営し、そこでコックをして生計を立てています。 ウエイトレスの「かもきさん」は変装の達人で、 捜査にもその腕を生かしています。 レストランを切り回すリス人の「コロップ君」。 コックとして働く「ポロポロ」は、長年洗っていない体の垢が 料理に絶妙な味わいをもたらすという、ユニークな(?)存在です。 こんな登場人物が中心になって、様々な事件を解決していきます。 絵柄は、ころっとした丸っこいアニメ風で、 残酷なシーンもほとんどなく、 子どもたちにもわかりやすい、可愛いお話ばかりです。 大学生の頃に買った漫画なのですが、 気づいたら、今まで手元に置き続けてきていました。 本棚に入っていたこの漫画を、子どもたちが見つけ出して 読んでいたのでしょうね。 今朝、この古い漫画が、 最近出たばかりの『日本人の知らない日本語4』と 『戦勇。』(ジャンプSQコミックス)に挟まれて テーブルの上に置かれていて、なんだか可笑しくなってしまいました。 同じく、私が昔読んでいた漫画ですが、当時読んでいたものは手元になく、 最近になって買い始めたのが、『動物のお医者さん』です。 これは、最初に普通サイズのコミックで出た後、 文庫版が発行されていたのですが、 小さくなると読みにくいので、手が出せずにいました。 でも、最近、B6の愛蔵版が出版されたのを見つけて、 「あ、これ、面白いんだよ!」と子どもに言ったら 長女がほしがって、それをきっかけに買い始めたのです。
愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

愛蔵版 動物のお医者さん 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)

  • 作者: 佐々木倫子
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2013/10/04
  • メディア: コミック
こちらの漫画は、ドラマ化もされましたし、ご存知の方も多いでしょうね…。 北海道に住む主人公の西根公輝は、ひょんなことから、 大学の獣医学部に入り、獣医の勉強をすることになります。 個性豊かな教授陣や友人、先輩、家族、そして、様々な動物に囲まれた ドタバタな毎日が、どこか静かなおかしさで綴られていきます。 ストーリーやギャグの面白さだけでなく、 色々な動物の生態や、動物病院での治療や処置の仕方や、 獣医学部の学生の勉強や試験の様子などがわかるのも、面白さの一つです。 この漫画が大判になって出版されたのは、 かつての愛読者たちが年を取って、私のように老眼になって、 大きい紙面じゃないと、読めなくなったからじゃないかなあ…。 川原泉のセレクション版も、同じ判型で出ていましたし。 三男にはさすがに難しいようですが、 長女も長男も次男も気に入って、上の子3人が読んでいます。 テーブルで『動物のお医者さん』を読む長男のそばで、 The Flipper's Guiter の歌「バスルームで髪を切る100の方法」を流したら、 部屋の中に、1980~90年代の風が吹いていきました。 あっ、どうしてこの曲を流したかというと、最近DVDで観ているアニメの 『SKET DANCE』のお話のタイトルに、この曲名のパロディがあったので、 この曲が元になってるんだよ〜、と長男に教えたかったからなのです。 子どもにとっては、漫画なら、古くても新しくてもあまり関係ないんでしょうね。 よほど内容がつまらなければ、別でしょうけど…。 私が子どもの頃にも、家には、父が買ったとおぼしき『のらくろ全集』とか、 『蛸の八ちゃん』とか、『凸凹黒兵衛』『冒険ダン吉』がありましたし、 私も、新しいものと区別なく、そういう漫画も読んで育ちました。 『冒険ダン吉』なんて、南進思想や人種差別が問題になりそうな内容ですが、 それでも、戦後にも出版されていたんですね。

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