この本は、会話のなかでこんな表現では、自分の言いたいことがこんな理由で伝わらない、だから、こうやって伝えると良いよ、こういった所に意識すると良いよ、など、かなり具体的な記載がされています。第一線でバリバリやっている人には今さら感があるかもしれませんが、入社して順調に伸びはじめた人と伸び悩んで来た人が出た頃に、研修的な意味で読んでもらうのが良いタイミングかと思います。あるいは、上司や指導者になったとき、部下が伸び悩んでいるときに、この本を読む様にしても良いかと思います。何れにしても、少しは執務経験を積んでいるタイミングのほうが本の内容が身近に感じられると思います。 大学などで親切丁寧な指導者に当たれば、こういったことも学生時代に指導されるのかもしれませんが、日常会話的には余り意識しなくても問題はない、むしろ感情論が優先される場合が多いので、社会人としてどこかで教育すると良い内容と思います。 同じ日本人同士でもこんな感じなので、国際間は難しいですね。
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