お彼岸にはもう少しですが、昨日お天気が穏やかになってから北の庭を見るともう咲き始めていました。
赤も白も同時です。
お彼岸に入る頃はたくさん咲き誇っているかもしれません。
芸術の秋とは使い古された表現かもしれませんが、暑さも遠ざかって秋の花が咲いたり虫の音が聞こえたりお墓参りをしたりと、気持ちも落ち着いてじっくり美しいものに親しもうという気持ちになります。
そんなときお勧めなのが先頃お亡くなりになった十四代柿右衛門さんの本です。
聞き書きをまとめたもののようですが、重要無形文化時保持者通称人間国宝でいらっしゃる方の生の声を知る事ができるという点でとても貴重で、その内容も作品の事や家の事、窯の事、襲名するまでの事などなど今まで知ることができなかった事、知りたかった事が書き留められていてとても興味深い内容です。
聞き手が介在する事も良い方向に働いているのかもしれません。
焼物に関心のある人全てにお勧めできる良書です。