小説「【文庫版】アンティークFUGA　１巻」　（あんびる やすこ）

【あらすじ】
中学一年生の風雅は、骨董店を営む両親が失踪し、一人で暮らしている。ある日見つけたのは、父親がくれたペンダント。精霊が宿るそれは、一生に一度だけ、願いを叶えてくれるという。まさかと思ったのに、風雅は精霊の呼び出しに成功。シャナイアと名乗る、美形だけど不機嫌な青年に、「願いを言え」と上から目線で聞かれ、思わず「僕の兄さんになって!」と願ってしまい…。お兄さんはイケメン精霊!?傑作ファンタジー開幕! （角川文庫・角川書店より） ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 作品お気に入り度　★★★☆☆ 挿絵お気に入り度　☆☆☆☆☆　※挿絵なし ＊非ＢＬ作品 感想。。。 探し物の本を検索していた時、何気に一緒にヒットしてきた本。 あらすじ読んだら、こっちの方が気になって、結局欲しかった本よりこっちの本を買ってしまいました（笑） 買ってから知ったのですが、すでに発売されている岩崎書店の単行本の文庫新装版だったんですね。 児童書・・・なのかな。 でもこういう物語、大好きで、大人のワタシでも十分に楽しめました。 平凡で骨董についてる“つくも神”が見える能力もなく・・・と主人公・風雅は自分自身をとても過小評価していますが、ワタシは風雅の素直で子供らしいところが可愛くて仕方がなかったです。 ペンダントの精霊、オレ様なシャナイアの登場で物語も一気に盛り上りました。 偉そうなのに、風雅をほっておけない感じが物語が進むにつれ感じられるようになってきて良い感じです＾＾ つくも神のエピソードのひとつ、紅蓮丸の話はなんだか泣けた。 それでも最後は皆んな落ち着くところに落ち着けて良かったです。 とは言え、本当の問題解決（風雅の両親捜し）はこれから。 そして風雅とシャナイアの偽兄弟っぷりも楽しみです。 文庫版２巻はそろそろ発売♪