池井戸潤著「果つる底なき」を読了。
今をときめくベストセラー作家・池井戸潤のデビュー作にして第44回江戸川乱歩賞受賞作。
本作は銀行員の主人公が同僚の突然の死から、絡まりあった事件の謎を研ぎほぐしていく金融ミステリー。
元銀行員だけあって、デビュー作も銀行を舞台としています。銀行業界の描写は流石に上手く、ストーリー展開もスピーディで読みやすかったです。
ただ、デビュー作だけあって、犯人の動機、人間関係の描写など若干荒削りな部分もありました。
まぁそれを乗り越えて、直木賞作家まで上り詰めたんでしょうね。
池井戸潤の作家としての出発点にふれられる一冊でした。
あらすじ:「なあ、伊木、これは貸しだからな」と、謎の言葉を残して坂本は死んだ。死因はアシナガバチによるアナフィラキシーショックだった。
翌日、坂本が顧客の口座から金を引き出し、自分の口座に送金していたことが発覚する。伊木は、坂本の無実を信じ、坂本が生前何をしようとしていたのか調べ始める。その過程で、自分が融資を担当した「東京シリコン」倒産の真の原因を突き止め、坂本が言っていた「貸し」の意味を理解し、痛恨の思いに駆られる。しかし、坂本の死には更に深い闇が隠されていた。真相を探る伊木の行動を邪魔する者が現れ、更なる死人・怪我人が出始める。
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【読書日記21/16’】果つる底なき@池井戸潤
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