貧乏は貧乏思考が引き寄せるものである
この世の中には「思考は現実化する」という考え方、否、
歴然とした事実がある。
ということは、貧乏人は貧乏という現象を
好き好んで引き寄せているということになる。
行動というものは思考に基づいている。
だから思考を変えないと行動が変わらない。
行動が変わらないと未来は変わらない。
だから大事なのは思考そのものである。
あなたは富を引き寄せる習慣を持っているだろうか?
それとも富を失う習慣を身に付けてしまっているだろうか?
この本を読みながら省みて欲しい。
「誰が好き好んで貧乏になんてなりたがるだろう!
皆お金もちになりたがるに決まってる」
そういう反論をする方もいるだろう。確かにそうだと思う。
でも、貧乏思考が身についてしまっている方というのは結構身近にいる。
貧乏思考とは、目先の小さな利益をケチるあまり、大きな損失を
被ってしまう考え方のこと。
たとえば、たった数円、数十円の節約をするために
一時間かけて遠くのスーパーに買い物に行ったりする。
一時間当たりの人件費に換算すると利益よりも損失が大きいことは明らかだ。
また、「万が一」に備えて貯蓄に勤しむあまり、
禁欲的になりすぎ、富を得ることで味わえる人生の楽しみを
すべて遠ざけてしまう人もいる。
これでは、金銭と引き換えに体験価値を得るという
自分に対する投資を全く行えないだろう。
自分の才能や能力が信じられずに、常に不安や絶望を抱えているのも
成功や富を遠ざける。
いつも不安そうにおどおどとして、目も合わさないー。
「自分なんて大したことのない人間だし、
人並の生活が送れればそれで十分。
仕事で成功して贅沢をするなんて望むべくもない」
そんなことを無意識に思っているような人は、
大きな仕事を任されないだろうし、任されたとしても
「私なんかにこんなこと出来るだろうか。
不安だ!失敗したらどうしよう」
と不安や失敗ばかり考え、そういう現象を自分で引き寄せてしまうだろう。
「私はこの程度の人間」
「私はお金と縁がない」
こんなことを口にする人は貧乏という病に冒されている。
絶望や猜疑心、不安など有害な思考が心に留まっている限り
決して創造的にはなれない。
貧乏思考という病原菌を駆除し、自分で自分の病を癒そう。
富を引き寄せる習慣を身に付ける
まずは目標を定め、成功するための明確なビジョンを持とう。
そうしたらあとは全力を挙げて打ち込むだけだ。
発揮したとき可能になる。
彼らは時間を無駄にしないで、全力を尽くしたのだ」
さぁ、目標を決めたらよそ見している暇はない。
あちこちにエネルギーを分散させてはいけない。
「自分は必ず成功する」と信じて一つのことに全精力と情熱を注ぐのだ。
人生に意味を与えてくれるのは偉大な目的である。
そして偉大な目的は、弱い私たちの力を強靭な力で束ね、
成功と富へと導いてくれる。