≪9、10月の休業日≫ 定休日:水、日曜日、祝日 9月28日(水) 10月2日(日)、5日(水)、9日(日)、10日(月・祝)、12日(水)、16日(日)、19日(水)、23日(日)、26日(水)、30日(日) ***************************** 永野典詞・岸本元気『保育士・幼稚園教諭のための保護者支援~保育ソーシャルワークで学ぶ相談支援』(2014年)風鳴舎 地域の求心力が弱まり核家族化が進むという子育て環境の変化に対応して、「保育所保育指針」には「保護者支援」が盛り込まれ、保育の専門家に保護者支援、子育て支援が求められるようになりました。そうは言っても、現場の保育士さん、幼稚園の先生方は、目の前のお母さん、お父さんたちに対して具体的にどうすれば良いのか、難しく感じていらっしゃる方も少なくないと思います。 この本は、保育者向けに書かれた、ソーシャルワークの考え方、技法を活用した保護者支援についての本で、保護者支援の一つのあり方を提案、解説しています。保育者がソーシャルワーカーになるということはなく、ソーシャルワークを理解した保育者を目指しましょうというものです。 ソーシャルワークとは、困りごとを抱えた人がそれを解決できるようにするために、様々な資源(人、物、機関など)をつなぐ活動のことです。ソーシャルワークを行う人は、全ての人を平等に尊重し、支援に必要な専門的知識と技術を持ってこれに当たります。 保護者に対して、潜在的なニーズを探る、あくまでも個別性を大切にして向き合う、現在だけでなく将来に対するの不安も視野に入れる、取り巻く人々、環境についても目を配るなどといったことが勧められており、一見すると(そこまで手を広げるのは大変)、(その場の対応に追われているのにさらにやることが増える)と感じるかもしれません。 しかし、場当たり的な対応では触れられなかった点に作用することで、いつまでたっても変わらなかった保護者との間のギクシャクした感じ、距離感があり過ぎる感じなどが改善され、保護者の子どもの状態も含め物事全体が良い方向に流れていく可能性があります。今まで良かれと思ってやっていたことが実は逆効果だったという発見もあると思います。 見やすいイラストと端的な短い文で構成され、短時間で目を通すこともできますが、内容は深く濃く、何度も読み返したくなる本です。
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