kindleさん、出番がちょっと薄いです。
文庫の新刊は待てずに、リアル本屋さんへ行っちゃいます。
電子化される作品や時期が把握できないのが、困ります。
やっぱりアナログ人間かも。
今月はあたりが多くて、どれも楽しかったです。
「人造人間キカイダー」
古すぎて一周して新鮮。
アメコミ主人公以上に人間臭く悩んでます。
「ポリス猫DCの事件簿」
猫の活躍の仕方も程良く、猫うんぬん関係なく面白い。
「リライト」
イヤミス、もといイヤSFかも
帯通り、無慈悲な収束がたまらない。
でも、今月の一番の一気読みは、
「猫間地獄のわらべ歌」 幡 大介
気になっていたけど、やっと買えたのです。
(本の通販は出来るだけ避けてます)
時代小説なのか、馬鹿ミスなのか、パロディなのか。
いや、全部込みです。
時代物ですが、完全にミステリ形状。
さらには、ミステリ談義やらツッコミまで入る破天荒ぶり。
江戸で起こった密室殺人(にする)、田舎で起こった見立て連続殺人、etc
お約束から反則技まで、ぎゅっと一作に。
テンポも良く、時代小説が嫌い、ミステリ苦手って人でもOK。
さて、映像化不可能なこの作品、豊富な歴史とミステリの知識を持って
お読みください。
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