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2013年8月の読果

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kindleさん、出番がちょっと薄いです。 文庫の新刊は待てずに、リアル本屋さんへ行っちゃいます。 電子化される作品や時期が把握できないのが、困ります。 やっぱりアナログ人間かも。 今月はあたりが多くて、どれも楽しかったです。 「人造人間キカイダー」 古すぎて一周して新鮮。 アメコミ主人公以上に人間臭く悩んでます。 人造人間キカイダー The Novel (角川文庫) 「ポリス猫DCの事件簿」 猫の活躍の仕方も程良く、猫うんぬん関係なく面白い。 ポリス猫DCの事件簿 (光文社文庫) 「リライト」 イヤミス、もといイヤSFかも 帯通り、無慈悲な収束がたまらない。 リライト (ハヤカワ文庫JA) でも、今月の一番の一気読みは、 「猫間地獄のわらべ歌」 幡 大介 猫間地獄のわらべ歌 (講談社文庫) 気になっていたけど、やっと買えたのです。 (本の通販は出来るだけ避けてます) 時代小説なのか、馬鹿ミスなのか、パロディなのか。 いや、全部込みです。 時代物ですが、完全にミステリ形状。 さらには、ミステリ談義やらツッコミまで入る破天荒ぶり。 江戸で起こった密室殺人(にする)、田舎で起こった見立て連続殺人、etc お約束から反則技まで、ぎゅっと一作に。 テンポも良く、時代小説が嫌い、ミステリ苦手って人でもOK。 さて、映像化不可能なこの作品、豊富な歴史とミステリの知識を持って お読みください。

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