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64 ロクヨン ハマるミステリー

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人生の本質まで描き出す警察小説の神髄がここに!最近はめっきり涼しくなってきましたね。 あんなに暑かった日々がウソのようです。 もう季節は秋なんですねー。 「秋」といえばみなさんは何を連想しますか? 「スポーツの秋」「食欲の秋」「芸術の秋」「性欲の秋」・・・・・ ん? えっ??・・・・ 性欲の秋ってありましたっけ? あれ?春か? まあいいや(笑) 私はなんといっても「読書の秋」ですね。 本は好きで月に最低3冊は読みます。 その中でも特におススメの本を何点かご紹介します。 64 横山秀夫 著  文芸春秋 刊 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」「出口のない海」など、映画化・映像化された作品も数多い、当代きってのミステリー小説作家・横山秀夫。 この作品は「陰の季節」に始まる「D県警」シリーズとして出版された4部作の最終作です。 D県警の広報が、記者クラブと加害者の名前を明かす、明かさないという匿名問題で対立。 そんな状況で、警察庁長官による、時効の迫った重要未解決事件 『64 (ロクヨン)』 視察が1週間後に決定。昭和64年に起きたD警察史上最悪の「翔子ちゃん誘拐殺人事件」をめぐる物語。 長官の慰問を拒み続ける遺族。当時の捜査員ら「64」関係者に敷かれた箝口令。刑事部と刑務部の意地の張り合い。謎のメモ・・・・・・。長官視察の日に、一体何が起きるのか。 冒頭に描かれる主人公とその家族が抱えるつらい経験を物語の底流に、読み進めていくとチクリチクリと読者を刺激する著者の巧みな演出が心憎い作品です。 ぐいぐいと物語に引き込み、それまでバラバラに見えていた物語前半の描写が、終盤のクライマックスに向けての巧みな伏線であることが明らかになります。 明日のための今日でなく、今日のための今日を生きようとする者。そして怒涛の展開に圧倒されること間違いなし。 600ページを超える長編小説ですが、読み終えた後もなお、その続編を読みたいという気持ちにさせる、超ハマる一冊です。 告白 湊かなえ 著 双葉社 刊 デビュー作でありながら、「週刊文春ミステリーベスト10」 1位、「本屋大賞」1位を受賞したベストセラーの文庫化。 我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの「告白」から始まるミステリー。 ラストがあまりにも衝撃的! イニシエーション・ラブ 乾くるみ 著 文春文庫 刊 大学4年生の「僕」が彼女に出会ったのは代打出場の合コンの席。 やがて二人は付き合うようになる。 就職をして長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じて・・・・・。 「必ず2回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。 香菜里屋を知っていますか 北森鴻 著 講談社 刊 ビア・バー香菜里屋を舞台にした人気の「香菜里屋」シリーズ完結編。 お客さんが持ち込む謎と、その解決。それが当店の裏メニュー・・・・・・。 最終作では、いよいよ謎多きマスター、工藤の若かりし頃の「秘密」が明らかになります。

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