Quantcast
Channel: So-net blog 共通テーマ 本
Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』

$
0
0

『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』 小暮太一 2012/04 僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか? (星海社新書)  著者は作家、出版社経営者。 マルクスの『資本論』で現在の状況を説明し、目指すべき働き方を示す本。  マルクスの『資本論』とロバート・キヨサキの『金持ち父さん貧乏父さん』は同じことを言っているという。資本主義経済の本質的な構造・仕組みと、そのなかで働く労働者たちが必然的に置かれる状況について分析している。マルクスとロバート・キヨサキの提示した「解決策」は、革命と投資とまったく異なるものである。しかし「資本主義経済のなかでは労働者は豊かになれない」という主張は共通していると述べる。  日本の会社の給料は「必要経費方式」である。必要経費とは明日も労働者として働くために必要なお金。マルクス的には「労働の再生産コスト」。年功序列で給料が増えるのは、年齢が上がるにつれて必要経費が増えるから。  労働力の値段である給料は、使用価値(どれだけ成果をあげるか)ではなく、価値(労働の再生産コスト)で決まる。  目指すべき働き方は、①世間相場よりもストレスを感じない仕事を選ぶ。 ②労働力の再生産コストが高くなるような知識やスキルが身につく、「労働力の価値」が上がる仕事をする。 ③資産=積み上げた労働力の価値 を活かして稼げる仕事を選ぶ。それは変化のスピードが遅い業界・職種である。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 53333

Trending Articles