作者はこの作品で「すばる新人賞」を受賞してデビューした。受賞したときは早稲田の学生だtった。 小説なのでネタバレです。 タイトルにでてくる桐島くんは、バレー部の主将でリベロだったらしい。 というのは小説には登場しないから。 物語は周りの自分たちの部活や日常生活を描きながらすすみ、桐島がでてくることはない。 部活をやめた理由もわからない。 一つの章のタイトルが人物名になっており、その人物の学校生活、部活、友達関係、家族関係などが書かれている。 中にはまったく同じ部活ではなく、直接桐島君とかかわりない人物もいる。 ただ、なんとなく人間関係はつながっており、他の章にも出てきたり、話に出てきたりする。 6人の章があり、最初と最後は同じ人。 どうやら野球が凄くうまいけど、甲子園にはとてもいけそうにない野球部に絶望して、野球やりたいけど、そこで一生懸命やって結果がうまくいかないのが怖くて、サボることでごまかしているらしい。 そんな自分と熱心に部活をしていて、突然やめて桐島を重ね合わせているらしい。 最後は「桐島」の一言でそんな自分と決別して野球部の練習に向かうシーンでおわっていた。 女の子と約束していたけど、そっちはすっぽかしらしい。 というわけで桐島君はでてきませんでした。 出てきた人はみんな桐島君をしっているんだけどね。
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