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クリエイティブ・クラスになるために(『これからの世界をつくる仲間たちへ』落合 陽一著から)

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これからの世界をつくる仲間たちへ

これからの世界をつくる仲間たちへ

  • 作者: 落合 陽一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/03/28
  • メディア: 単行本
以下、上記書籍から、クリエイティブ・クラス(米、社会学者リチャード・フロリダの造語でホワイトカラーの上の階層:創造的専門性を持った知的労働者。「知的な独占リソース」があるので、資本をもっていなくても、資本主義社会で大きな成功を収めることが可能)になるためにできることが記されている部分の引用。 ************ 処理能力の高いホワイトカラーを目指せばよかった時代には、受験勉強にもそれなりの意味はありました。受験勉強を通じて身についたスキルが、ホワイトカラーとしての仕事にも役に立ったからです。 ホワイトカラーの仕事は、与えられた問題を解決することにほかなりません。だから学校の試験と同じで、いろいろな問題の解き方をたくさん知っていればいるほど、処理能力は高まります。実際マーケティングやMBAの修練で最も多いのはケーススタディ(事例の学習)ですが、どの方法論でどうやって問題を解くかを当てはめていく作業にしかすぎません。 しかし、クリエイティブ・クラスの人間が解決する問題は、他人から与えられるものではありません。彼らの仕事は、まず誰も気づかなかった問題がそこにあることを発見するところから始まります。 怖るべき言葉 「発見は?」 http://kankyodou.blog.so-net.ne.jp/2016-05-21 たとえばips細胞でノーベル賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授は、誰かに「ips細胞を作ってくれ」と頼まれたわけではありません。もしそうだったとしたら、さほどクリエイティブな仕事とは言えないでしょう。すでに「ips細胞が必要だ」という問題が設定されているのですから、「総当り戦」に強いコンピューターでも解ける問題かもしれません。 でも山中教授は、自ら「こんな細胞があれば多くの患者の治療に役立てられる」という問題を考え出し、自分でそれを解決しました。真にクリエイティブな仕事とは、そういうものです。 そのような仕事は、勉強からは生まれません。勉強は基本的に、誰かが見つけて解決した問題を追体験するようなものです。 それは、学校の勉強だけではありません。自己啓発に熱心な人たちがビジネス書で勉強するのも、「自分はこのような問題をこうして解決してきた(だからあなたも同じようにしなさい)」という話です。処理能力を上げたホワイトカラー志願者には役に立つノウハウですが、そんな勉強からはクリエイティブ・クラスなど育ちません。 もちろん、クリエイティブ・クラスを目指す上で勉強は必要です。山中教授だって、研究のための勉強はたくさんしたでしょう。 でも、それは次のステップへ進むための大前提でしかありません。新しい問題を発見して解決するのは、「勉強」ではなく「研究」です。勉強と研究の違いを知ることは、21世紀をクリエイティブ・クラスとして生きていく上できわめて重要なキーワードだと思います。 理系であれ文系であれ、研究者は誰もやっていないことを探し続けるのが仕事です。研究者になるまでには先人の書いた教科書を読まなければいけませんが、それは「勉強」にすぎません。むしろその教科書を書いた人が、本物の研究者。教科書を読んで勉強するのがホワイトカラーで、自分で教科書を書けるぐらいの専門性を持っているのがクリエイティブ・クラスだと言ってもいいでしょう。p81-4
すべてを可能にする数学脳のつくり方

すべてを可能にする数学脳のつくり方

  • 作者: 苫米地 英人
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
自分の“発見”したものが、テーマとする価値があるかは、「文脈で語れるかどうか」有用性を言語化できるかどうか。ロジカルな説明ができるならば、社会と共有可能な価値となる可能性がある。その点で、吟味できる質問を著者は5つあげている。 1:それによって誰が幸せになるのか 2:なぜいま、その問題なのか、なぜ先人たちはそれができなかったのか 3:過去の何を受け継いでそのアイディアに到達したのか 4:どこに行けばそれができるのか 5:実現のためのスキルはほかの人が到達しにくいものか p108-9 ウィキペディア的な形式的知を頭の中に蓄積するだけで「暗黙知」がないなら、新しい価値を産みだせない。 デジタル・ネイティブとしてコンピューターの使い方に習熟することではなく、「コンピューターとは何か」、「プラットフォームとは何か」を考え、自分が何を解決するか、プラットフォームの外側に出る方法を考えに考えて考え抜くことが大切。その「思考体力」をもつことが若い世代にとって重要になる・・。 p134,135

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