『パシフィック・リム』(アレックス・アーバイン著 角川文庫) 鬼才ギレルモ・デル・トロが描くSF怪獣超大作、公式ノベライズ!! [ 内容 ] 太平洋の深海から突如現れた巨大生命体達により甚大な被害を受けた人類は、 対抗するため人型巨大兵器イェーガーを創り出す。 一度は優位に立った人類だが、巨大生命体は一体ごとに大きく、強くなっていき―― (webKADOKAWAより) 只今上映中の、パシフィック・リムの公式ノベライズです。 ノベライズなのに映画を見た人達の評価が高く、とにかく読んでみろ! との思いが伝わってきたので、早速読もうと思ったのですが、甘かった。 地元書店、全滅してました…… さすがに、ヴィジュアルガイドのように、全国的に駄目って訳ではなくて、 上野の駅ビルの書店にて、無事ゲット。 確かに、皆さんがオススメするだけあって、 既にあらすじはわかっているのに、一気に読んでしまいました。 昔読んだ映画のノベライズは、中身スカスカ、 台本に心象を付け加えただけと言うのがあったし、 または勝手に自己解釈を付け加えたりしてて、 それ以来、映画や漫画のノベライズは苦手意識が強く、読まなくなりましたが、 そんな私でも、小説としても楽しめる本でした。 合間に入る、環太平洋防衛軍の各報告書。 映像では語れないものだけに、こういうのがあると嬉しい。 他にも映画とは違う解釈もあったりするけど、 映像と文章では表現が異なりますし、それもまた一興ではないかと。 映画だと最後は歌とスタッフリストが流れるけど、 小説のラストは余韻を残して、上手く締めていて、やられたって感じでした。 ……ただ、やはり先に映画を見て欲しいと思う。
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