「私は拳銃を構える。恐怖にひきつった顔を思い描くだけで、胸のもやもやが晴れていく」──。久しぶりの同窓会で、夜の街に出た平凡な主婦。酒に酔い、歌舞伎町に流れ、家出少女から受け取った小さな包みの中身は、なんとコルトの刻印がある拳銃。しかし、なぜか主婦は警察に届けず、化粧ポーチに仕舞いこむ。拳銃の魔力は、日常に倦んだ人々を、見知らぬ相手に結びつけ、狂気に巻き込んでいく。巧みな構成で魅了する5つの連作短篇集。原題『引金の履歴』を改題。(Amazonより抜粋)面白かったです。たった1丁の拳銃からちょっとだけ繋がっていく各話が面白いです。拳銃を見つけたらダッシュで警察に持っていくビビリィな私には、届けもせずとりあえず手元に置いておくという流れが理解できませんが、そんな非常識な人たちの物語が繋がっていくのが素晴らしいです。 ただ、この著者の作品は何作か読んでいますが、読み応えバッチリな大長編の方が好きですね。
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冷たい誘惑
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