「The MANZAI 2」あさのあつこ
中学最後の夏、恋と友情と正しさと、笑いと
読了日:2013.4.29
分 類:中編
ページ:253P
価 格:540円
発行日:2004年9月、カラフル文庫, 2006年3月発行
出版社:ジャイブ(ピュアフル文庫)
評 定:★★★
●作品データ●
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主人公 : 瀬田 歩
語り口 : 1人称(ぼく)
ジャンル: 児童文学/小説一般
対 象 : 児童~一般向け
雰囲気 : ユーモラス
結 末 : 微妙に完結
イラスト : 宮尾 和孝
カバーデザイン : 片岡 忠彦
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【100字紹介】
文化祭での「漫才ロミジュリ」から半年、瀬田歩たちにとって中学最後の夏。
夏祭りで漫才をやろうという誘いを断固拒否しつつ、
「仲間」たちと楽しく学校生活を送っていたが、
想いを寄せるメグを巡って事件が発生し… タイトル通り、シリーズ第2弾です。 父と姉を交通事故で失い、登校拒否から復帰して転校した瀬田歩。 文化祭からは半年がたち、受験生となった彼らの日常に、 小さな事件と、大きな事件が起きて、 秋本が主張する「漫才をやりたい理由」に共感しつつある歩が、 自分の気持ちを決するまでを描く第2巻です。 自分でも認めるほど神経質で臆病な歩が、 第1巻の文化祭のときのメンバーと かなりたのしそうに学校生活を送っていることに、 ちょっとほっとしました。 優等生だけれど、何となく嫌なヤツである来菅との遭遇、 歩が想いを寄せるメグ、萩本恵菜の「ゲロゲロ事件(下駄箱にウシガエル)」、 「おたやん」の休業日に起きた酔っ払い事件、 再び来菅との遭遇、そしてホームレス狩り事件。 どんな悪意も暴力も、 たのしい仲間がいれば癒される。 そういう安堵感が最後に残る物語でした。 本当に良い仲間に恵まれましたねー。 「バッテリー」の原田巧とはまったく方向性の違う歩ですが、 仲間に恵まれたのは共通かも。 これから彼らが、どんな漫才を繰り広げてくれるのか、楽しみです。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★ 独 自 性 :★★★ 読 後 感 :★★★ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…瀬田 歩 「ま・ん・ざ・い。なっ、漫才やろう。犯罪やなくて漫才。ええやろ、なっなっ」(秋本 貴史)
夏祭りで漫才をやろうという誘いを断固拒否しつつ、
「仲間」たちと楽しく学校生活を送っていたが、
想いを寄せるメグを巡って事件が発生し… タイトル通り、シリーズ第2弾です。 父と姉を交通事故で失い、登校拒否から復帰して転校した瀬田歩。 文化祭からは半年がたち、受験生となった彼らの日常に、 小さな事件と、大きな事件が起きて、 秋本が主張する「漫才をやりたい理由」に共感しつつある歩が、 自分の気持ちを決するまでを描く第2巻です。 自分でも認めるほど神経質で臆病な歩が、 第1巻の文化祭のときのメンバーと かなりたのしそうに学校生活を送っていることに、 ちょっとほっとしました。 優等生だけれど、何となく嫌なヤツである来菅との遭遇、 歩が想いを寄せるメグ、萩本恵菜の「ゲロゲロ事件(下駄箱にウシガエル)」、 「おたやん」の休業日に起きた酔っ払い事件、 再び来菅との遭遇、そしてホームレス狩り事件。 どんな悪意も暴力も、 たのしい仲間がいれば癒される。 そういう安堵感が最後に残る物語でした。 本当に良い仲間に恵まれましたねー。 「バッテリー」の原田巧とはまったく方向性の違う歩ですが、 仲間に恵まれたのは共通かも。 これから彼らが、どんな漫才を繰り広げてくれるのか、楽しみです。 --------------------------------- 文章・描写 :★★★ 展開・結末 :★★★ キャラクタ :★★★ 独 自 性 :★★★ 読 後 感 :★★★ --------------------------------- 菜の花の一押しキャラ…瀬田 歩 「ま・ん・ざ・い。なっ、漫才やろう。犯罪やなくて漫才。ええやろ、なっなっ」(秋本 貴史)