人は一人だ。 友人がいようと、恋人がいても、 家族がいたとしても、自分ではない。 圧倒的に孤独、絶対的に一人だ。 だからこそ、一人じゃないと思える瞬間、 そうした感情があると心強い。 混沌に満ちた日々をまっすぐ歩んでいける。 苦悩に満ちた日々も、他者の悪意が身を削る時も、 絶望に打ち震える夜も、 自分は一人じゃないと思いさえすれば、 一人で生きていける。 ひしめき合うよう生きる家族愛に満ちたミステリ。 様々にめぐる物語の果てにたどり着く、 その感情に心打たれた。 さびれててもいい、美しい海の見える街に、 今年の夏は行きたい。
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