第三章 追跡 ぽっ・・・ぽ・・・ぽっ・・ぽーおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! 前途洋々とレン達を乗せた戦艦が走る!! 波を掻き分け・・・荒波も物ともせずに・・・戦艦は・・・大海原を走る・・・走る・・・? 走り疲れたか? 速度が落ちる・・・? レン「海はー広いなー大きいなーああああああああああああああ!! うひゃひゃひゃー!! 風が気持ち良いなーぁあああ!! 快適・・快適! この汽笛さえ無ければ・・・。笛吹きケトルの音・・何とかならんのか? どーう・・聞いても・・軍艦が鳴らす汽笛じゃないな!! はぁあー! 母上は海は濡れるから嫌いだと言って部屋から出て来ないし? ジイは船の構造を調べていて・・構ってくれないし。 ふぅー!つまらん! しかし・・親父はどこに隠れているのだ? まっ・・俺には関係ないか・・・。 俺は世界征服に向かって進むだけだ!! ぶぅわぁあーはっは!!!」世界征服は・・まだまだ遠い様だ!笑 ジイ「レン様・・レン様・・大変です!! 船の燃料が無くなります!! 燃やす物がありません!!汗 んんーん! 出発の時は渡航分の燃料が有ったはずなのですが? んーんん?? 後半日分ほど足りません? こんなに早く無くなるはずが無いのですが?? 可笑しい? はっ・・まさか! 船の煙突から出ている黒煙は・・いや?考えすぎか・・ははは。」ジイの頭の中を香姫が過った・・・。 レン「なんで燃料がなくなるのだ? 母上の隣の部屋に燃料の備長炭が沢山有ったではないか!! ジイ・・ずーつと!船の点検をしていたではないか!大体・・一日分は余分に確保している・・と・・言っていたよな!」怒 ジイ「はい! さようで御座います! レン様・・香様とお会いになりましたか? 少し気になる事があるのですが・・実は燃料の鍵は香様が管理なされているのです!汗 しかも・・燃料の素材は何故か備長炭? 石炭・・木炭・・レン炭と・・・色々在るのに! 鍋島藩で用意するから絶対・・燃料は備長炭でなきゃ駄目だと・・出航の時に香様が言っていたのを覚えていますか!レン様!!」 レン「あぁー!覚えている・・・。 備長炭は高値だと聞いているから・・流石・・鍋島藩・・太っ腹だな! ・・と・・思ったが・・それが何か問題あるのか?」 ジイ「備長炭は火力も強く・・早く海を渡れるから良いのかもと思ったのですが・・・しかし・・火力が強い分・・消費も早い! で・・一日分余分に積めば何とかなるかと踏んだのですが読みが甘かった様で・・。」苦笑いする・・ジイ! レン「それと母上と何の関係があるのだ・・解らんな? おまえ・・母上を疑うのか・・おい!許さんぞ!いくら・・ジイでも!」怒 ジイ「疑うなど滅相も御座いません・・ただ・・執事の私めとしては・・またしても香様に裏を掛かれたかと!自分を恥じているのです! 笑 香様は自分の部屋に閉じこもっています!夜な夜な活動している様ですが!笑 燃料庫の鍵を託したのも・・私めが3D体で物質を持てないから・・託したのです! 香様が燃料を燃やして頂ければ・・レン様の余分な仕事も減りますので助かるかと・・・明らかな誤断でした!汗 全ては香様の部屋に入れば解ります! レン様・・私を御叱りになるのは其の後で・・。 レン様・・香様のところへ!」 レン「ジイ・・もし違っていたら解っているだろうなー! セバスはキング・オブ・エロ執事だと世界中に広めるからな!ぶぶぶ・・楽しみが増えたな!」 そのころ・・船の片隅にある・・香の部屋では・・・・・・・何故か暗黒の世界が広がっていた?? ひゃつひゃつ・・むしゃむしゃ・・魔物の住処か・ 爆 コンコン・・こんこん・・香様・・母上・・居ますか・・開けて下さい・・無理にでも入りますよ・・良いですか? 扉の外から・・レンとジイが呼び掛けた!! 香姫「えっ・・レンちゃんとセバス・・後にして・・今・・忙しいの・・。 30分程したら・・私の方から行くわ!ぶぶぶ・・・・。」扉を開ける気は無さそうだ!爆 レンとジイは仕方なく扉をこじ開けることにした。 ボォコォーン!!!!!!!!!!! 香の部屋の中から黒煙が溢れ出した・・・・?? げほ・・ごほ・・・。 船の中は一瞬にして暗黒に包まれた!謎 ジイ「やはり・・思った通り!汗 もしやと思っていたのですが・・的中いたしましたか!! 香様・・・全身・・ススだらけですよ!笑 早く出てきて下さい!!」 レン「母上・・一体・・部屋で何をしていたのだ? えっ・・この匂いは・・・魚? 魚を焼いていたのか?汗 備長炭で・・ははは・・はぁー。。 5日間も部屋に閉じ籠もって!」超爆 香姫「だって・・レンちゃんに焼き魚が美味しいから一緒に食べるって聞いたら・・カップラーメンを食べるから要らないって言うんだもん! 備長炭で焼いた魚・・美味しいのに体にも良いし・・それなのにつれなくするんだもん!! レンちゃんに美味しい物を食べさせたくて・・過労に言って・・急きょ・・備長炭を取り寄せたのに! うぅーうっ!それなのに・・・・・。」香が泣き出した!汗 レン「母上・・解りました・・俺が悪かったのだ・・ごめん! ふぐ料理の事で少しだけ魚が嫌いになっていたのだ・・。それより・・ススだらけの体を何とか・・・。」香姫はすっかり・・ガングロ状態だ!笑 ジイ「レン様・・燃料はもう切れます・・ボイラーでお風呂を沸かす余裕は御座いません! 香様には我慢して頂けなくては・・どうしても香様にお風呂に入って欲しいと言うのなら最後の手段が無い事はないのですが・・ぶぶぶ!」 レン「最後の手段? 何だ・・・? 母上は・・いつも綺麗な母上でいて欲しいからな・・ この際・・仕方が無いな! ジイ・・何でもする・・教えろ!!」ジイがニヤリと微笑んだ! うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! ぜい・・ぜい・・・ひぃー! ひぃえーえええええ! いてぇええええええよぉおおおおお!!! またしても・・・タイム棺桶と同様に・・健康踏み竹エンジンシステムに苦悩する・・・レンで在った!!笑 後ろでのん気に応援する・・猫耳の香姫とチア姿のジイがより一層・・レンの体力を消費するのである・・・。 陸地まで・・・後・・・少し・・・頑張れ・・レンちゃん・・・負けるな・・・レンちゃん!! 続く!笑 byなりぼ
↧