白岩 玄さん32歳。専門学校生時代に書いたデビュー作『野ブタ。をプロデュース』が芥川賞候補に。
この作品はTVドラマ化され、70万部を売り上げるベストセラーになりました。
そんな白岩 玄さんの最新作が、正義とは何かを問う痛快学園小説『ヒーロー!』
今作は白岩さんがデビュー作以来、12年ぶりにイジメ問題に挑んだ意欲作。
いじめを取り巻く問題で、圧倒的に人数が多いのは被害者でも加害者でもなく傍観者。
見ているだけで何もしない彼らの興味を惹きつけ、いじめを無くすために奮闘する大仏マンの姿を描いています。
【あらすじ】
高校2年生の佐古 鈴は演劇を愛する”ひねくれ女子”。
学校の演劇部で演出を担当、その手腕にはちょっと自信あり。
ある日、鈴は同級生の新島英雄に、学校で起きているイジメを解決する方法を思いついたと、風変わりな提案をされる。
その方法とは・・・『大仏マンショー』
周囲で休み時間に繰り返されているイジメから、生徒たちの興味を逸らすために『大仏マンショー』を開催。
「いじめってのは、誰か特定の人に負の関心が集まるから起こるわけだよ。だったら教室の中で何か面白いことをして、みんなの関心を無理やりさらってしまえばいい」
「みんなの気を引き続ける。それをずっとやり続ければ、いじめは自然となくなるんだよ。なぁ、一緒に学校の平和を守ろうぜ」
イジメを忘れる程おもしろいことが起きれば、いじめる気持ちも無くなるのでは?というのが英雄の目論見だった。しかし、注目を集め続けるには演出的手腕が必要、そこで鈴が選ばれたというわけだ。
「俺の見せ方を考えて、なるべくみんなの視線を他に集中させるようにしてほしいんだ」
実は英雄は、いじめられていた親友への思いを大仏マンショーに込めていました。
そして、その英雄の気持ちを受け止めた校長先生は、生徒1人ひとりの居場所を作るため、良き理解者として奮闘しますが…
~後半へ続く~
スポンサードリンク ↓↓↓↓続き↓↓↓↓ 英雄の思惑通り大仏マンショーが注目を集めいていたある日、なんとライバルが出現する。 それは、大仏マンショーを潰すべく始まった馬たちのパフォーマンス。 実はこのショーを考えたのは、鈴がいつも演劇部でタッグを組んでいる脚本担当の小峰玲花。 鈴の唯一の親友ともいえる彼女がなぜ。 「調子に乗んじゃねぇ。ショーが毎日うるせぇんだよ」 英雄の大仏マンショーは少しづつ効果が出始めている一方で、悪意を持つ生徒たちの標的にもなり始めていた。 そんな中、鈴は馬のショーをプロデュースしているライバルの玲花のやり方が許せず喧嘩になってしまう。 そして、また言い争ってしまったという後悔を含んだ胸の痛みだけが残る。 そんな鈴に英雄は、「自分の中の正しさを疑わないのは危険だよ」と諭す。 正義とは、そして正しさとは何なのかを、読んでいる1人ひとりが問いかけられる作品です。
スポンサードリンク





