「新世界より」は、アニメ化されたが、その存在は、以前から知っていた。 毎年発売される「SFが読みたい!2009年版」の日本SF部門第1位に選ばれて、話題になっていたので、読んでみたいとは思っていたのだ。 しかし、書店で実物を見ると、分厚いハードカバー2冊組の分量と、上下巻を買うと4000円近くになってしまう価格に圧倒されてしまって、買えなかった。 その後、文庫化されて買いやすくなったので、購入に至った訳だが、それでも、厚めの文庫で上中下3巻の分量はある。
積ん読状態でなかなか読む機会がなかったが、CSテレ朝チャンネルで、アニメ版が一挙放送されたのを見たのがきっかけで、原作も読もうと思った。 アニメの第一話のオープニングは衝撃的で、え?何?超能力?1000年後?って感じで、話の先がすごく気になったのだ。
あらすじは、今から1000年後の世界、「神の力」である超能力を得た人類の末裔の物語。 主人公の早季からみた謎に包まれた集落の風習や、その外の世界についての話から、その後の大きな事件とその結末までが書かれている。 一見あたりまえのようにある、平和とか日常の裏側にある恐ろしい真実が、徐々に暴かれていく。 意外な展開の連続で、とても面白く読めた。
原作は読み終わったけど、アニメ版はまだ6話までしか視ていない。 この物語を25話できっちり終わらせることが出来ているのか気になるけど、視る気力がなくなってしまった。 このまま、HDDの肥やしになるのか?
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