本日のリス。木彫りの栗鼠その2。
実はこのリス、若いのとこまいのの二人にすこぶる評判が悪い。目つきが良くないそうなんである。
りすの本第421弾。りすが出てくる本。神話。北欧神話。エッダ。
エッダ-古代北欧歌謡集-
V.G.ネッケル H.クーン A.ホルツマルク J.ヘルガソン 編
谷口幸男 訳
新潮社
中学のころ、ギリシャ神話-付北欧神話 山室静著 教養文庫
を読んだし、その後もちくま文庫エッダ/グレティルのサガ、中世
文学集Ⅲ松谷健二訳を見たりしていたが、これらの本には載っ
ていないラタトスク (別訳ラタトルスク←出典スノックのエッダ)
<齧る歯。 ウィキペディアでは走り回る出っ歯>というリスにつ
いての記述あり。 ちなみに当時は今のようにゲーム全盛ではな
く北欧神話の本を書店で探すのはかなり大変だったそう。 (クリ
スマスプレゼントに祖母に頼んだが、なかなか見つからなかった
とか)。 そんな時代に私が北欧神話に興味を持ったのは 当時
読んでいた小山田いく氏の「すくらっぷ・ブック」という漫画の影響
である。
以下ネタバレ
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世界樹ユグドラシルに棲み、梢に住む鷲(古エッダ・
グリームニルの歌では名無し。 スノッリのエッダのギュ
ルヴィたぶらかしではやはり名称不明だがその眉間に
一羽の鷹が止まり、その鷹の名はヴェズルフェルニル)
から根本に住むニーズヘッグ(古ノルド語で怒りに燃え
てうずくまる者)という龍へ言葉を伝える、とされている。
龍はグリームニルの歌及びスノッリのエッダでは蛇とさ
れており、こちらではリスは鷲と蛇の間を 「悪口を運ん
で上下する」とある。
伝言係として言葉を伝えるためにこき使われているのか、
2匹を喧嘩させようと悪口を運んでいるのかでリスの印象
がだいぶ違うが、何分原本を読めるほどの語学がないの
でどちらが正しいかはわからない。どなたかにご教授願え
れば幸いである。
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