ジェフリー・ディーヴァーの『ポーカー・レッスン』です。ディーヴァーの短編集としては二作目になります。全部で16作品が掲載されていますが、それぞれに工夫がされています。
中におなじみのリンカーン・ライム物も一作用意されています。ただ、いつものパターンと同じ展開なのだが、それを短編にするのは少し無理があったようです。私が最も気に入ったのは『生まれついての悪人』という作品です。
いずれにせよ、リンカーン・ライム・シリーズやキャサリン・ダンス・シリーズの次回作は本国では出版されているようで、その翻訳が楽しみですね。
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