「サクラハンドブック」
著者:大原隆明
発行:文一総合出版
大原隆明(おおはらたかあき)氏
1968年愛知県春日井市生まれ。
東京都立大学理学部博士課程中退。
富山県中央植物園主任。
サクラ属の分類学的研究に携わるかたわら、富山県のフロラ調査にも精力を注いでいる。
「サクラは見分け方が難しい」、「サクラの種類を調べるのは難しい」などという声を著者の大原隆明氏はよく聞かれるようである。
理由はいろいろとあるようだが、ひとつの理由に種類数の多さがあげられるそうで、野生種・栽培品種を合わせると300以上の種類があるといい、雑種や分類の検討中のものなどもあり、識別にはよりいっそうのサクラの特徴を学ばなければならないようだ。
本書は、サクラの種類について知りたい、見分け方を知りたいと思う方を対象に、野生種11種、栽培品52種を取り上げ、それらの見分け方や特徴を解説されたハンドブックである。
取り上げた桜の花の正面写真を中心に、萼片、萼筒、小花柄、苞のアップ写真、葉の全体のスキャン画像、樹形(栽培品のみ)の図示などの区分、「似た種類との見分け方」の解説など、ハンドブックという小さな空間に見分けるためのポイントが詰め込まれている。
また、学名、和名、分布、種類の概略、花や葉柄の特徴なども掲載されており、個性的であるサクラの特徴を学ぶことが出来るかと思う。
俳句を置かせて頂く。
旅人の鼻まだ寒し初ざくら 蕪村
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