平谷美樹先生の『風の王国 -運命の足音-』の第9巻です。
父や多くの仲間達を失った明秀は、悲しむまもなく突欲のいる猖獗兵の動きを探っていた。狙いは黒水靺鞨か、それとも定安府なのか。一方で高氏渤海王を高元譲は猖獗軍の隙をついて懐遠府の城を奪還するのだった。そして、契丹皇后の月理朶は皇帝の堯骨に死相を見てしまう。
突欲は家族思いで弱くなったと思ったら、死んだら性格がまったく変わってアナーキストになってしまいました。国なんかいらない。そんな男になった途端、強いの何のですね。明秀のほうは育ての親が死んで、子供ができて、どうなるのか。
風の王国 9 運命の足音 (ハルキ文庫 ひ 7-15 時代小説文庫)
- 作者: 平谷 美樹
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 文庫