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女性の脳 アインシュタインの脳 (『芸術脳の科学』塚田稔著から)

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芸術脳の科学 脳の可塑性と創造性のダイナミズム (ブルーバックス)

芸術脳の科学 脳の可塑性と創造性のダイナミズム (ブルーバックス)

  • 作者: 塚田 稔
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/11/20
  • メディア: 新書
以下、上記書籍からの引用 もしかすると、アインシュタインは非常に女性的だったのかもしれない・・ ************* 人間の脳は、左右の大脳半球でそれぞれ異なる思考法をもち、脳梁という両半球を繋ぐ神経線維を介して協調的に働いている。一方の大脳半球は、計算機が得意とするシンボル処理で、因果関係にもとづいて、情報を系列的に処理する、論理演算や推論に適している。他方は、パターンとパターンの連想で情報を処理するのが得意で、パターン処理と呼ばれている。空間の認知や空想などに適している。 実際には、両半球で完全に機能が分離しているわけではないが、おおざっぱに二つの異なった思考方法があったとすると、人間は必要に応じてダイナミックに両方法を使い分けている。ここでは、創造的機能を理解するために、左右脳の機能分化と結び付けて考える。 (第1章 脳と創造 1-2 右脳と左脳のコミュニケーション p25、26) 引用1 《会話を楽しむ女性の脳》 会話をしているとき、一般的に男性は左脳が活動するのに対し、女性は左脳ばかりでなく右脳も活動していることがf MRIの測定結果から知られている。また、解剖学的には左脳と右脳を連結する脳梁の神経線維の束が、男性に比較して女性の方が太いことが知られている。このことから想像できることは、男性の会話は比較的論理的で単純なのに対し、女性の会話は論理ばかりでなく感性的で連想的要素を含んだ複雑なもので、結論を導くというよりは会話そのものを楽しんでいるのかもしれない。 (第1章 脳と創造 1-2 右脳と左脳のコミュニケーション p30) 引用2 《左右脳の連結》 人間の脳では、右脳にパターンの処理(パターンとパターンの連想によるきわめて速い情報処理)、左脳にシンボル処理(記号にもとづく推論や論理の比較的遅い情報処理)の機能分化が明確になってくる(1-2節参照)。 この左右脳のコミュニケーションと創造性の能力に関係して、興味深い報告がある。死後のアインシュタインの脳を調べた報告によると、頭頂葉の皮質下白質や両半球をつなぐ脳梁がきわめて発達していたということである。このことはアインシュタインの創造性が大脳半球間(左右脳)のコミュニケーション能力の高さに由来していた可能性を示唆している。左右脳による情報創成の過程は、脳の機能分化、機能階層構造、機能モジュール間コミュニケーションといった一連の機能の段階的な発達過程と一致する(図1-8参照) (第1章 脳と創造 1-5 脳発達と情報創成 p42)

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