君は海、僕も海、あなたも。 海は様々なものをその裡に飲み込む。 一見ネガティブに見えるものも、 辛いことも煩わしいことも。 大胆でダイナミックに、 多様なものが混じり合わせ懐に取り込む。 ぶくぶく光が泡立つ。 ふつふつ闇が広がる。 爽やかな青い色に白い波。 彩豊かな魚介。 入り交じり循環しひとつとなり、 知れず別れていく。 君は海で、僕も海で、あなたも海なんだなあ。 心地よい混乱に巻き込まれる。 『サラバ』の余韻がまだ残る。 ああ、この人は絵も描くんだな。 確かに『サラバ』は視覚的だった。 その画風は小説の作風そのものに感じた。
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