『情熱大陸』のこの人の回の後、話題になっていたので、見かけた本を読んでみた。
いろいろ、今っぽい。
<今っぽい>
流行という意味ではなくそのときの空気感という意味で今っぽい。
2012年ぽく、今作ればまた雰囲気違う本になるのだろう。
「ジャケ写っぽい表紙写真」、「メンター」、これまでの人生。
数々のネット著名人による紹介は、スタイリストさんやモデルさんのファンブックによく見るおしゃれ人同士のネットワークに似ている。
友人(ネットワーク)がその人を保証する、という感じがとくに。
<話題>
周囲は手堅い職業の30代が多いので、「で、この人どうやって食べてるの?」という疑問がちらほら聞こえた。
ほかの人に「だから番組に映ってたじゃない」とまぜ返されても納得いかない感じだった。
「長続きしないんじゃ」というのもあるのだろうけど、続かなければ別のことをするのだろうし、5才くらいの年の差で職業観が違ってくる時代なんだなあと実感した。
私などは、逆に「どうやって食べてるの」と思う人がいる仕事で食べていけているの、なかなかできることではないとつくづく感心してしまった。
それをするのが自然な流れか、それとも多大な勇気を要するかは、人によって違うのだろうけど。
<ジャック・アタリ>
ノマドやゲーミフィケーションについて書かれた本で頻繁に登場するけれど、この本でも紹介されていた。
著作の題名をざっくり検索したら、金融からカニバリズムまで、すいぶん守備範囲の広い知の巨人みたいだ。
どれを読もうか。
個人的には、『情熱大陸』で映っていたモノの少ない部屋が印象的。
見習いたい。