『[認知科学]最強の仕事力』 匠英一 2013/04
著者はデジタルハリウッド大学教授。 認知科学的観点から仕事に生かせるコツを解説する本。
仕事力とは仕事の経験から学び取り改善できる能力。
「最強の仕事力」を目指すには、従来の経験知からでなく、実践と理論の深い結びつきを解き明かす「学び」が必要。
顧客は契約までに時間があるときはメリット中心に検討するが、実際の購入時にはリスクを中心に決める。
Pドラッカーいわく、マネジメントの出発点はタイムマネジメント。
記憶や思考はその場の感情に左右されやすい。クレームのメールは笑いの身体効果をつくってから行う。ポジティブな環境ではポジティブな感情・思考になる。
「辞めたい」という部下の相談に、理由をあれこれ聞くと、部下はその場で理由を作ってしまって逆効果。
成功したいなら、今やっている仕事に力を注ぐ。「成功イメージ」を描くのは後回し。現状の中で自己の強みを理解し、それを最大限に発揮できる場や役割を大事にする。
実現すべき目的が明確なとき、短時間で仕上げるには「成功イメージ」が有効。
「行動」の積み重ねで「動機」が生まれる。「動機があるから行動する」という考えは誤り。
遂行目標を持つことの問題点は、①自信がない者は努力しなくなる ②失敗を恐れて安易な目標を選んでしまう ③他人の目を気にして失敗を隠す。
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『[認知科学]最強の仕事力』
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