English Fairy Tales
3. The Rose-Tree
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by Anonymous
collected by Joseph Jacobs
[First published 1890]
主人公は、ちょっとドジな、でも美しい女の子です。
優しいお父さんの後妻からは、嫌われています。
その息子である弟は、お姉さんのことが大好きでした。
ある日、継母から、蝋燭を買ってくるように頼まれる
のですが、犬に盗まれちゃった。
仕方ない... 買い直し... えぇ~、また、犬が !
そして、3度目の正直... 買い直し...
ぎょっ、2度あることは3度ある ! でした。
その失敗が、恐ろしく残酷なことになってしまうとは...
継母の嫉妬心から発生した行為です。
娘を斧で叩き殺し、その心臓と肝臓をシチューにして
食卓に供します。
弟は、姉の残った遺骸を箱に入れ、薔薇の木の下に
埋葬しました。
春に薔薇の花が咲き、白い鳥が美しい声で歌います。
靴職人の店の前で歌い、赤い靴をもらいます。
時計職人の店の前で歌い、金の懐中時計をもらいます。
粉挽き水車小屋の前で歌い、石臼をもらいます。
実家の上で、石臼をゴロゴロ鳴らすと、継母は雷だわ...
弟が外に出てみると、赤い靴が落ちてきます。
再び石臼をゴロゴロ鳴らすと、継母は雷だわ...
父親が外に出てみると、金の懐中時計が落ちてきます。
で、次に何が起こるのか... もう、大体わかりますよね。
自分も何かもらおうと、雷音を聞いて外に出た途端、
継母の上に落ちてきたのは、ISHIUSU !
ここで、白い鳥が歌った唄を見てみましょう。
My wicked mother slew me,
My dear father ate me,
My little brother whom I love
Sits below, and I sing above
Stick, stock, stone dead."
(私の意地の悪い母親が、私をシチューにし
私の愛しい父親が、私を食べた
私の愛する小さな弟が、その下に座り
私が、その上で歌うのは
Stick, stock, stone dead)
最後の Stick, stock, stone dead は、
マザー・グースの歌にも見られる表現です。
残酷な方法で殺された (処刑された) 死者、
もしくは、それによる死を指す言葉ですが、
本書で、弟は薔薇の木の下に遺骸を埋葬しましたから、
その死者の「下に座る」ことはできそうにありません。
これは、つまり、遺骸は薔薇の木と同化して
弟は、薔薇の木の下に座っているのだと思われます。
そして、魂は白い鳥に化身したのだと...
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英ゴリ本 052
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