さて今回も名著を紹介しましょう
今回紹介するのは、「カリスマ 人を動かすコールドリーディング」
という書籍です。
前回の影響力の武器は心理学ジャンルの書籍でしたが、今回もまた心理学の本ですね。
ただ今回紹介する「カリスマ 人を動かすコールドリーディング」は主にリーダーシップを発揮する、したい人
がどうやったら対人関係をうまく構築できるかという視点を交えながら心理学をとりいれていこうというコンセプト
のとなっています。
まあ、とにかく以下の書評&まとめに目を通してみてください
リーダーがどういった行動をとるべきであるか?コールドリーディングとは何ぞや?ということがわかる
と思います。
それでは以下が書評&まとめになります
1.
ビジネスでも人間関係でもなんでも、やはり【自分自身】を高めていく喜びを
感じられないとどこかで無理が出てしまうもの。
コールドリーディングでカリスマ性を発揮するには、命令ではなく求心力を
うまく活用すること。
コールドリーダーにはカリスマ性が求められる。
カリスマ最大の武器は[揺れない心]にある。
2.なぜあの人は圧倒的に惹きつけるのか?
チームがまずあってそれからリーダーが求められてリーダーが存在するということを理解する。
リーダーありきではなく、チームありきのもの。
だから、リーダーは下を自分の思い通りに動かそうとするのは間違い。
ただ好き勝手にやらせれば良いというわけでなく、求心力を発揮することが必要。
つまり、ここ重要です。
Do←する。リーダーが何をするとかそういう方法論的なお話でなく、求心力・カリスマ性を発揮するためには
リーダー自身がどのような人物であるかというところが重要になる
どういうことをするかではなく、どのような人であるか。
あなたの人格そのものが求心力の大きさを決定づける。
第一段階は見せかけだけの自信でいい。
どんなに自信家でもどこかに多少なりとも不安は顕在している。
不安ばかりを口にしている人は、周囲の人の持つ不安を呼び起こしてしまい
だんだん人を遠のかせる。
だから、不安を語らない人ほど、魅力的でカリスマ性をおびる。
断言してやると人は信じてしまう。
しかし、では自信のあるふりをして、自信があるようにするテクニックなんていみがないじゃん?
と思うかもしれないが、なりきることは最高の自己暗示で、ハッタリはいずれは真実になる。
何かになりたかったら、それであるかの如く振舞うこと。
3.カリスマ性が身に付く具体的な12の方法
サトルティ-相手の潜在意識を利用して相手に気ずかれずに心理捜操作する方法
①相手の話には、頻繁に頷かない。頷くときは溜め込んでゆっくり深く頷く。
りゆうは2つあって1つは、人を動かす原理は緊張と緩和を交互に使い分けること。
ずっと頷かれては緩みっぱなし。
あまり頷かないで相手にこの人わかってくれてるかなあ???
と不安感を与えておいて、ある一定のところで深く頷いてやることで一気に安心感を与える。
こうすることで、相手は受け入れてもらえたと感じる。
こうして、受け入れた自分が[主]で受け入れられた相手が[従]という関係ができ、聞き手はカリスマ性を
帯びる。
2つめの理由は、カリスマとしての器は、余裕と真剣さから生まれる。
頷いてばかりでは、この人は聞くことで一生懸命で余裕がないなと思われてしまい、リーダーとしての器を失ってしまう。
ただし注意しなければならないのは
無表情になってしまうと、この人は話の聞けない人だなと思われてしまう。
あくまで、温かく真剣に聞くこと。
②ポジションのテクニック
人は俺の右に出る者はいないという言葉の通り
右側にポジションされる人をより優れた人と認識する。
だから意識的に右にポジションをとる。
ただし例えば彼女もリーダー気質で無意識的に右側をポジショニングしているようなら、
このサトルティを知っているあなたは譲ってあげましょう。
無理にポジショニングしようとしてもぶつかってしまうだけです。
逆にそんな人が落ち込んでいたり辛そうなときは、自分が右にポジションをとればいいです。
③.肯定のテクニック
人は自分を受け入れてくれる人には必ず従う。
自分を受け入れてくれるということは、相手の方が受け入れることができるほど自分よりも大きな器があるということ
を示していることになる。
ただこれは...
部下:こんなの間に合いませんよ
上司:そうだな。確かに厳しいな。でも、可能な限り努力してくれよ
これは一見受け入れているようだが。でも・BUTを使ってしまっているため
相手は受け入れられたと感じることができない。
カリスマ性を見せる3爪のテクニックは
でも/しかしを[だから/そして]に言い換える。
そうだな。確かに厳しいな。だから、可能な限り努力してみてくれ。
論理的には全く同じ文章だが、受けての印象は全く違う。
④.話し方のテクニック
まずは自分が自分自身を信じて疑わない。どんなことでも自分が信じていないことを
他人に信じさせるのは無理です。
カリスマ性を見せる4つめのテクニックは
自分の信じていることしか話さないです。
このサトルティを心がけると必然的に口数が減る。
しかしその分、ひとつひとつの発言に重みが出る。
子供を叱る時でも、小さなことでよく怒る親がいるが、それでは、本当にいけないのは
どれかわからなくなり。一言の重みがなくなってしまう。
できない人ほどよくしゃべるもんである。
⑤.表情のテクニック
悩んでいるような深刻な表情や、相手を威圧するような表情は、実はカリスマ性とは全く
逆の印象を相手潜在意識に与えてしまう。。
たとえ、意識レベルではこの人怖そうだから言うこと聞かなきゃと思われても、
潜在意識ではこの人といると不安だな、逃げなきゃと感じてしまい。離れていってしまう。
カリスマ性を見せる5つめのテクニックは
余裕の雰囲気を醸し出すために、本物の笑顔でメンバーに接すること。
⑥.動作のテクニック
人は自分よりもゆっくり動く人を潜在的に自分より偉いと感じてしまう。
カリスマ性を見せる6つめのテクニックは
走らないことです。
ヤクザの親分って走りますか?笑
走るときはあなたは自分のペースを失っています。
走る時とは決まって外部の何かによって振り回されているとき。
走り出しそうになったら、一旦立ち止まって、なんで走るのか考えてください。
⑦.アイコンタクトのテクニック
じっと見るは大間違い。
どんなカリスマもじっと見る人なんていない。
本来カリスマの眼力は凄まじくじっと見つめてしまうと相手が萎縮してしまう。
だからじっと見つめすぎないのは相手への配慮
じっと見つめて威嚇してしまっては、相手に威嚇しないと不安なんだという印象を潜在的に
感じさせ、カリスマ性は失われる。
前述の通り、カリスマとは相手に一切の不安感を感じさせない自身の現れです。
動物園のライオンじっと見てください。威嚇してきますか?
おそらく、睨み返してきません。ライオンにとって人間は全く恐るに足らない存在なのです。
まさにこれこそ真のカリスマ。
弱い犬ほどよく吠えるはまさにですね。
本人は自分の威厳やすごさ、強さをアピールしているつもりでも、
実際それは不安や弱さのサトルティとして印象づけられてしまう。
自身のない人ほど凝視する。
大人が声を大にして子供を叱っても子供は本心から聞く耳を持とうとしない。
それは子供が潜在的にこの人は自分のコントロールを失っている人だと感じさせてしまうからです。
自分の心も統御できない大人に叱られても説得力を感じません。そんな大人に信頼を寄せるはずがありません。
大切なのは威嚇するのではなく、相手を包み込むような温かい目
カリスマ性を見せる7つめのテクニックは
相手を包み込むようにみること
相手の上半身全体を見ることです。これは、鼻、目、口、肩、胸と順に見るというのではなく、
少し焦点をぼかして、上半身全体を包み込むように見るということ。こうすることで相手を包み込むように
見ることができて眼差しが柔らかくなり、あいても包み込まれているような印象をウケる。
もちろんやりすぎるとぼやけすぎますからねww
だから相手と目を合わせる時だけ上半身全体を見るようにして。
時折目線を外す。
しかし、下に外すと自信が無いと感じさせる、
だからべすとは、相手の肩ごしに目線をはずして背後の壁や窓をみるようにすること
それにより堂々とした印象のまま目線を外せる。
⑧.握手のテクニック
手は多くを語ってくれる。
不安なときや、自信過剰なとき人は手が落ち着かない
指輪
親指:不安
人差:恐怖
中指:怒り
薬指:情緒不安定
小指:緊張・ストレス
カリスマ性を見せる8つめのテクニックは
握手するとき左手を上に乗せて包み込むです。
⑨.不安対処のテクニック
リーダーは不安を口にしてはいけない。
じぶんは足遅いんですけど、とかいうと
相手は自分が楽になる方が大切なんだというサトルティが構成されてしまう。
カリスマ性を見せる9つめのテクニックは
たとえ
不安が態度に出たとしても自分から口にしてはいけない。
⑩.わかりやすさのテクニック
リーダーのあなたはメンバーを不安にさせないために、わかりやすい存在でいなければならない。
自分のキャラをきめそれを相手に分からせる。
まれに異端だとか、不思議なことをするカリスマもいるが、それは異端や不思議なことをするという
わかりやすいキャラである。
んんこれは抽象的でむずいなww
これがダメな例
→同じ完成度の仕事をしたのにあるときは叱り、あるときは褒める上司。
あの人が持ってきたハイチュウイチゴ味は好きと言っていたのに、違う人があげたときはあまり好きじゃないからという人。
ようは一貫性のなさは相手に不思議に思われてしまう。
これは不思議なことをする人とは、全く異なるもので、不思議なことをするひととは、じぶんが考えつかないような
ことをやる的意味合い。
⑪.落ち着きのテクニック
人や物に振り回されるようでは絶対に信用されない
カリスマの落ち着きとは単に行動を表すものではなく、感じ取れる落ち着きを差す。
カリスマ性を見せる11のテクニックは
ゆっくり食べること
まず製品の説明を読んだり、開けても外見をよく見たり、食べる時もよく噛んでしっかりと飲み込んでから
次を食べる。
このように食事をするときは食事に集中する。
⑫.トラブル対処のテクニック
トラブルの時ほど今この瞬間に集中する。
実績と自信は関係ない。
実績を作るには自信が必要です。
4.部下を効果的に褒め叱るコールドリーディング
人は認められた通りに成長する。
君はいつもでかい契約をとってくれる。きょうだってそうだね。
と言われると。
相手は次もデカイ契約を取ろう。もっと大きな商談を結ぼうということに焦点をむける。
だからそれがうまくいっていうちはいいが、結果が出なかったとき改ざんなどに手を染めメンバーを
歪めてしまう危険性がある。
だから、頑張ったという事実を褒めてあげる。
たとえ子供が100点を取れなくても、頑張ってたもんな。えらいぞ。と褒めてやる。
褒めるときは最大限に拡大解釈をして褒めてやる。誰だって褒められれば嬉しいものです。
だから単に相手がしたことを褒めるのではなく。
一旦立ち止まってどこまで拡大解釈して褒められるかがポイント。
叱るときはポイントだけ言う。
たとえば、なんで遅刻したんだ。だいたい君は社会人としての自覚がなさすぎるんだよ。
先月も遅刻していたんじゃないのか?
こう言うのはまじNG
今日の遅刻は反省して欲しい。とか。
きょうのプレゼンはよかったなあ。だが、遅刻の件に関してはいただけないな。笑
明日は遅刻するなよ
くらいでいい。
叱るときはズームイン
褒めるときはズームアウト
問題のあるメンバーを導く方法
やる気出せとか言っても全然無駄
潜在意識を動かしてやる。
(B)意識では出来ないこと、はいくら注意しても無駄だから(A)相手が意識すればできること、をして(A)
を引き出してあげる。
exかなりパニックになっている部下
(B)落ち着いて!
(A)まあ。お茶でも飲んでゆっくり話そうか。
どんなにパニックになってもお茶を飲むという行為はできる
(A)これはすぐにはできないことかもしれないけれど、ぜひ最後まで私の話を聞いて欲しい。
(B)そうすれば、みんなの中で何か答えがみつかもしれないし、いまから何か一つでも起こせる行動が
みつかると思う。
これらのテクニックはノーリスク・ハイリターンのテクニック。
相手は意識では覚えていないのだから、たとえBが得られなくても、ときにくれーむはないし、だが
潜在意識では覚えている。
これらのテクニックは、自分をやる気にさせるときや行動させるときにも使える。
自分に今テクニックをどんどん使う。
意識してできることから始める。
まとめ
結局すべてのテクニックはリーダーの心のありかた、人格がまずしっかりしていることが大前提。
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