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不思議の扉 時間がいっぱい

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不思議の扉  時間がいっぱい (角川文庫)

不思議の扉  時間がいっぱい (角川文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/03/25
  • メディア: 文庫



評価:★★☆

「不思議の扉」と銘打ったアンソロジーの第2弾。
前巻と同じく時間を扱ったSFがメインなんだが、
今回はラブ・ストーリー以外のバラエティに富んだ内容。

「しゃっくり」(筒井康隆)
  何だか懐かしい感じ。これ、30年くらい昔に短編集で読んだはず。
 あのころはこんな短編SFがたくさんあったよなあ。

「戦国バレンタインデー」(大槻ケンヂ)
  この本で実はいちばん気に入った作品。大槻ケンヂって文才あるんだね。
  「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」の結末に
 非情に不満だった人(私だ!)に、是非読んで欲しい一編。

「おもひで女」(牧野修)
 私はホラーは嫌いです。

「エンドレスエイト」(谷川流)
 これが噂に高い「涼宮ハルヒ」なんですね。つまらないとは思わないけど、
 そんなに騒ぐほどのものでもないんじゃないかなあ。

「時の渦」(星新一)
  さすが星新一、という一編。
 ショートショートも昔はずいぶん読んだ気がする。
 たぶん、最近は書く人もあまりいないんだろうなあ。

「めもあある美術館」(大井三重子)
  大井三重子は知らなかったけど、仁木悦子の別名だったんだね。
 仁木兄妹が登場するミステリはとても好きなんだけど、
 この作品はよく分かりませんでした。ごめんなさい。

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(F・S・フィツジェラルド) 
  これ、同名でハリウッド超大作映画になってたよね。
 映画は未見なんだけど、原作を読む限り、見たくなる内容ではないなあ。
  (原作通りの話だったら)見終わった後、どっと疲れて精神的に落ち込みそう。


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