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名もなき毒 原作 あらすじ ネタバレ

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ドラマ、名もなき毒の原作は宮部みゆきさんの誰かSomebodyと、名もなき毒の二冊です。 誰かSomebody←誰かSomebodyの記事 こちらはドラマでは言わば後半というか第二部にあたる、ヒロインが古屋暁子(真矢みき)の方の原作のあらすじとネタバレです。 結末まで一気に行きます。 ドラマ  名もなき毒あらすじネタバレ第1話 名もなき毒あらすじネタバレ第2話 名もなき毒あらすじネタバレ第3話 名もなき毒あらすじネタバレ第4話 名もなき毒あらすじネタバレ第5話 New↓ 名もなき毒あらすじネタバレ第6話 ここから下、名もなき毒のネタバレです。 ドラマを楽しんでいる方、これから本を読む方など、ネタバレが嫌な方はご注意下さい。結末までネタバレしています 杉村三郎の人となりや環境は「誰かSomebody」をご覧下さい。 杉村三郎の勤務先である、今多コンツェルンの社内広報誌「あおぞら」でバイトしていたシーナちゃんが留学をすることになり、後任を探す為に公募した杉村たちですが、なんと88人もの応募がありました。 杉村三郎たちはよりにもよって、88人もの中から原田いずみという超ド級の問題女性を雇ってしまいます。 履歴書には学歴から職務経歴から嘘を並び立て、編集の仕事の経験があると書いてあるにも関わらず、そして有名な作家先生の担当をしていたようなことまで言うにも関わらず、出版や編集の仕事に関わった人ならば誰でも知っているはずの編集用語も知らなかったりと、不審なことが続きます。 そして、仕事を知らないだけならともかく、仕事の覚えも悪く、注意すると言い訳をしたり反省するどころか激昂して怒ったり泣いたりと、始末に終えないのです。 結局、原田いずみは解雇という事になります。 しかし、原田いずみはこれを不当解雇と言って騒ぎます。 杉村三郎は原田いずみを説得することになりますが全然上手く行きません。 そして杉村は原田いずみが履歴書に前職として書いていた会社に、本当に在籍していたのか等を調べる為に訪ねる事にします。 原田いずみは次第に杉村を敵視して恨みを持つようになっていきます。 そこで、以前在籍していた会社ではセクハラ騒ぎを起こしたりもしていた事も知ります。 調査を進めるうちに、原田いずみが今までしでかした、とんでもない事件を知る事になります。 しかも、被害者は身内でした。 原田いずみの兄が恋愛結婚で結婚した際、原田いずみは結婚式のスピーチをします。 そのスピーチで原田いずみは兄に性的虐待を受けたと爆弾発言をします。 妊娠中絶までさせたと言うのです。 新婦は半年後に自殺してしまいます。 兄に身に覚えはなく、両親もそれを信じており、大混乱。 原田いずみがそんな事を言った理由さえわかりません。 例えば両親に虐待されたなど、人格形成上問題が起こるような育てられ方をしたというエピソードすらありません。 両親はごく普通の人なのでした。 原田いずみは杉村三郎や会社に対する復讐心から、杉村の子供の桃子を人質に取って暴れるようなことになります。 無事に助かるのですが、子供にまで手を出す凶暴さには驚かされます。 原田いずみの騒動と平行して、飲み物に青酸カリを入れるという、無差別連続殺人事件が起こっており、杉村は最初は無関係なのですが、原田いずみの過去を調査して行くうちに、原田いずみが以前も同様の騒ぎを起こしており、それを解決したときに活躍した北見さんという元刑事を紹介して貰って知り合うのですが、この人との絡みで、三郎は連続毒殺事件の真相にも巻き込まれて行きます。 さて、杉村三郎の娘、桃子を人質に取った原田いずみの立てこもり事件に戻りますが、ここで外立(はしだて)が、自分が殺人犯である事を告白し、自分のようにならないようにと原田を説得します。 しかし、原田いずみは改心するどころか外立(はしだて)を罵倒します。 その隙に桃子救出という、ちょっとドタバタ的な展開になり、原田いずみ逮捕!! 原田いずみは逮捕されましたが、この兵器のような恐ろしい女性、警察に行っても、悟り悔い改めるどころか、やっと自分の言葉に耳を傾けてくれる理解者が現れたと取調官を好きになり…。 恐ろしい。 さて、毒物の連続無差別殺人の方の犯人は上に書いたように、祖母孝行の大人しい若い男性、外立(はしだて)でした。 祖母想いの優しい子だったはずなのに、無差別殺人をしてしまうとは…。 外立(はしだて)は、祖母を殺そうと思って青酸カリを手に入れ、それが実行出来ずに紙パックのウーロン茶に入れて無差別殺人をしでかしたのでした。 むうー。 結局おばあちゃんを殺せなかった。じゃあ誰か殺しちゃえ、っていうのがよくよくわかりませんが…。 警察でも自分の罪の意識に苦しみ続けます。 そんな風に改心出来る人が何故そんなことをしでかしてしまう事が出来るのか。 宮部みゆきさんは原田いずみですらをも、「普通の人」と登場人物の北見の口を借りて言っています。 犯罪を犯したり、とんでもなく人を傷つけたりする「加害者」が、必ずしも異常な何処からどう見ても犯罪者ヅラしているわけではない。 何処にでもいる普通の人が「毒」を持っている。 という事が言いたいのでしょうね…。 ところで結局、4件の青酸カリによる殺人事件の犯人は外立(はしだて)ではなく、彼がやったのは、一件だけ。 連続殺人という事ではなく、犯人が3人いた、という結末で、ちょっとご都合主義的な終わりのような…? いやでも、模倣犯というのは本当にある事のようですし、こういう事も現実にあったりするのかも知れませんね。 ドラマ名もなき毒の後半というか第2部の原作ネタバレ 名もなき毒でした。  


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