秋元康/著 鈴木おさむ/著
出版社名 : 朝日新聞出版(朝日新書 410)
出版年月 : 2013年6月
ISBNコード : 978-4-02-273510-2
税込価格 : 798円
頁数・縦 : 238p・18cm
■放送作家とは?
当代随一の放送作家にして、まさに放送作家こそ天職と言わざるを得ない二人による、仕事術と業界裏話。もっとも、秋元はいまでは作詞家、プロデューサーとしての顔のほうが知られているかもしれないが。二人とも、ホントにテレビが好きなんだな、というのが行間ににじみ出ている。
この世界(いわゆる業界)で生きていく上で重要なのは、常に面白いことを探し求める好奇心と、おしゃべり好きなことか。鈴木は、自分が仕入れた面白い話はすぐに人に話したくなるという。会議でも自分の考えをしゃべり続けるそうだ。
ところで、二人とも放送作家として業界でのキャリアをスタートさせたわけなのだが、そもそも放送作家とはどんな職業なのだろう。本書を読む人にとって、それは了解事項なのだろうか。二人が「天職」と称しながらその仕事の内容についてはあまり説明がない。そんなことを語るまでもない、「天から与えられた仕事」ということ??
【目次】
第1章 九八%は「運」で決まる
九八%の運と一%の汗、一%の才能
まずは「やりたい!」と口に出す
逆境ですらおもしろがる
運をたどっていくと、夢につながる
第2章 「好奇心」を育てる
運を手にするためのたった一つの方法
予定調和を壊していけ
スピードこそが時代を制する
「太陽」になれば企画は通る
おもしろがれるかがすべてだ
苦しみや悲しみを「ステキ」に変える
会議ではしゃべり惜しみをしない
第3章 「汗」をかくしかない
「やる」と「やろうと思った」のあいだの深い川
スランプをどう乗り越えるか
よくない仕事は、自分を追い詰めていく
四十歳になったら働き方を変えてみる
第4章 「才能」は誰にでもある
おもしろい人生に嫉妬する
「やりたい」「なりたい」と言っているうちはダメ
独自の登山ルートを開拓すべし
仕事は自分の「七人の侍」と出会う旅
第5章 「夢はかなう」は本当か?
夢に諦めどきはあるのか
自分を信じる「イタさ」を持つ
夢がかなうイメージを持っている人は、強い
第6章 「天職」との出合い方
やりたいことの「種」を育てる
天職に就くとはどういうことか
次の世代に何を手渡せるか
運命の糸を見逃すな
【著者】
秋元 康 (アキモト ヤスシ)
1958年東京都生まれ。高校在学中より放送作家として活躍。「川の流れのように」など作詞家としてヒット曲多数。2008年に日本作詩大賞、12年に日本レコード大賞・作詩賞を受賞。13年にはアニー賞長編アニメ部門音楽賞を受賞。テレビ、映画、CMなど多岐にわたり活躍中。AKB48の総合プロデューサーとしても知られる。
鈴木 おさむ (スズキ オサム)
1972年千葉県生まれ。大学在学中の19歳でデビュー。「SMAP×SMAP」「お試しかっ!」「ほこ×たて」など数々の人気番組の構成を手がける。
(2013/8/10)KG
〈この本の詳細〉
honto: http://honto.jp/netstore/pd-book_25681883.html
e-hon: http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032934760