娘からの図書館本又貸し第 2 弾です。
夏休みは、返却までの期間が長いので、いいですね。
とはいっても、この本は絵本で、63 ページしかないので、あっという間に読めます。
あっという間なんですけど、読み終わるまでに何度もくすりとさせられる
ほんわかした本です。ほんわか・・・というとちょっとピュアすぎるかもしれません。
よこしまくんは、それほど清らかなキャラでもないので。
よこしまくんは、よこしまのシャツを着たフェレットです。
みえっぱりでへそまがり、ぶっきらぼうでかっこつけ。
ちまたでは恋の季節が到来していても、ひとりで強がっています。
そんな彼には、幼馴染の女の子、ピンクちゃんがいるのですが・・・。
フェレットなのに、後ろに不器用な人間の男性が見えます。
とてもかわいいフェレットなのに、性格は昭和の男そのものです。
そう、男性と言っても、若い男性ではなく、ちょっとオッサン入っているかも。
フェレットなので年齢不肖なところが、いいのかもしれません。
凝り性でぶっきらぼうで、かっこつけでウンチクたれるのが大好きなよこしまくん。
身近にこんな人いそうですけど、私とは相性が合わないです。
こういう人とお付き合いすることは、まずないと思います。
ですがピンクちゃんは、うまくツボがわかっているのか、天然なのかはわかりませんが
よこしまくんととてもいいコンビです。
一昔前の、夫婦みたい。
さりげなくよこしまくんのウンチク好きを肯定してあげて
そのウンチクについては頭のスイッチをオフにして、内容をほとんど覚えていない。
聞き流しています。
なるほど・・・ウンチクってそんな風に聞けばいいんですね。
文字は全部ひらがなで書かれている絵本なのですが、
考え始めると奥が深くて、子どもより大人の方が堪能できると思いました。
だから、中学校の図書館に置いてあるのかな。
作者の HP を見ると、よこしまくんは絵本マガジン「
ね~ね~」で連載されているようです。
そして書籍化もされている模様。
どうしようかな・・・買っちゃおうかな。
すっかりよこしまくんのファンになってしまいました。