木皿食堂にて
木皿食堂に入る
のれんをくぐって
ことばをいただく
並べられた甘い辛いしょっぱいにがい
そして優しいを堪能
時に懐かしい味がして
泣いたり笑ったりすねたり考え込んだり
喉を潤し涙さえ出て
いつまでもここに座っていたい
次の頁を開くと朝のパン
主食を我慢するバンパイヤのことを思い
常に寄り添う孤独の頭をなでるように
また皿の中に没頭する
温かい時間が流れてゆく
※木皿泉さんの本を読んでいたら、ふわりことばが浮かびました。今、とっても苦しいときですが、勇気をもらっています。 ※裸子植物の化石:お菓子みたいな化石。アンモナイトの化石もありました。