『あけるな』 さく＝谷川俊太郎 え＝安野光雅
〈銀河社の大型創作絵本〉シリーズ
発行所 銀河社 1976年9月 第1刷発行
谷川俊太郎（たにかわ しゅんたろう）
1931年、東京に生まれる。都立豊多摩高校卒。
主な作品に、詩集｢二十億光年の孤独｣「うつむく青年」「定義」ほか。童話 「けんはへっちゃら」 「しのはきょろきょろ」ほか。絵本「き」「こっぷ」ほか。翻訳「マザー・グースのうた」ほか。
妻、息子、娘、犬二匹と目下東京に住む。
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安野光雅（あんの みつまさ）
1926年、島根県津和野に生まれる。
主な作品に「ふしぎなえ」「はじめてであうすうがくの本」「ABCの本」「あいうえおの本」「カッ トのエスプリ」「かぞえてみよう」「我が友石頭計機」「美しい数学・集合」など。
ほかに装丁挿絵な ど多数の仕事がある。
昭和49年度芸術選奨文部大臣賞新人賞、ブルックリン美術館賞、ホーンブックス賞、最も美しい50冊 の本賞（アメリカ）、ケイト・グリナウェイ賞（イギリス）、講談社出版文化賞など受賞。
（以上。本書より原文・引用）
シーン１ とびらページ
（それぞれの左ページに、以下のフレーズが書かれている）
（左）シーン2 へんな とびらだなあ これが あけずに いられるかい
（中）シーン3 とびらってのはね あけるために あるんだよ
（右）シーン4 おどかしたって だめさ さあ あけるぞ！
シーン6 また とびらがある
あのなかは どうなっているのかな
シーン16 （最後のページ） 「あら おかえりなさい
どこへ いってたの？
すぐ ばんごはんよ」
シーン17 （歳後の最後のページ）
※〈コメント〉 変わった絵本です!
まず気付くのは、如何にも詩人・谷川俊太郎さんらしい独特の文章構成と展開です・・・※