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絵本の紹介・・・おおきな木

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賛否両論がありそうなこの絵本。世界中で読まれているから名作のようだ。 日本での初版は1976年だから40年近く前のもの。 名作は年月がたっても色あせないのだなぁ。 初めて読んだときはちょっと衝撃を受けた。 見守るって何? 放任か?受け入れるか?言われるがままなのか? 愛情って何? 母って何? 文字数は少ないけど、そんなややこしい問題を考えさせられるのだ。 そして、読む人が置かれている状況によって感想が変わると思うのだ。 だからいろんな人のレビューを見ると面白い。 「しあわせになんてなれないですよね」 の後に来る木のセリフ。 「わたしにはもうあなたにあげられるものがないの」 幸せってなんだろうなって考えちゃった。 原作や旧作を読むとまた違う気持ちが見えるだろうか、と思う。

おおきな木

おおきな木

  • 作者: シェル・シルヴァスタイン
  • 出版社/メーカー: あすなろ書房
  • 発売日: 2010/09/02
  • メディア: ハードカバー
----- 2015/1/12 追記 上で書いてるのは村上さんの訳の本を読んだ感想。 図書館で、ほんだきんいちろうさん訳の本を借りてきた! もやもやしていたものがすべてすっと飲み込めた気がした! 訳でこんなに違うなんて。 村上さんの訳を読んだときは、「木は本当に幸せだったのかな」ってちょっと寂しい気もした。 だけど、ほんださんの訳は全体を通して、木のゆとりが伝わってくるというか、楽しい感じがする。 「しあわせ」と言う言葉を使わないで、「うれしかった」としているせいか。 村上さんの直訳風に比べて、くだけた感じがするせいか。 ほんださんのあとがきを見て分かった。 ---引用 「与える」ことは人間の能力の最高の表現なのであり、「与える」という行為においてこそ、人は自分の生命の力や富の喜びを経験することになる。 (中略) ここで、もっとも重要かつ微妙な問題は、この「与える」行為に、犠牲の行為をみてはならないと言う一点であろう。犠牲には悲劇的な感情が付きまとうのが常であるが、りんごの木がひたすら喜びだけを見出していたことに読者は注目するべきである。 ---引用ここまで もし悲しいとしたら、もう与えられるものがなくなったそのとき。 愛って、もらうものじゃなくて、あげるものなんだなぁ。 そのほうが、ずっとステキ。 英語の原著は村上さん風に読者に判断をゆだねるものかもしれない。 問題提起ともなるし、それぞれの読み方ができるのも奥が深くてステキ。 でも、ほんださんの訳もとってもステキだった。ほんわか気持ちが温かくなった。 いろんな表現ができる日本語って奥ゆかしくてステキだな。 中古ならまだあった。
おおきな木

おおきな木

  • 作者: シェル・シルヴァスタイン
  • 出版社/メーカー: 篠崎書林
  • 発売日: 1976/01
  • メディア: 単行本

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