タイトル レ・ミゼラブル 2
作者 ユゴー
(あらすじとデータ)
政変、戦争を背景に、乱れる社会。
ジャン・バルジャンは脱獄し、不幸な女の遺言を果たすため、少女コゼットを取り戻す。
(私はこう読んだ)
どうして、巻が新しくなるごとに、冒頭100ページ近くも主人公から話がズレる構成か? と。
ちと疲れる、レミゼの原作です。
なるほど、これは挫折率が高そうな・・・(笑)
要するに、いわゆるエンターテイメント作品じゃないんですよね。
歴史風俗記と説教のあいのことでも申しましょうか。
現代の感覚でいくと、そういう部分が長すぎるような。
このへんがモンクリと違って、「新聞小説」じゃないあたりなのかな。
2巻の読みどころは、銀の燭台に次ぐ、レミゼの代名詞的エピソード、「水を汲みにいくコゼット」です。
そして、子連れ逃亡者ジャン・バルジャンに迫りくる警部ジャベールと、「早過ぎた埋葬」でしょうか。
意外とサスペンスフルなのです。
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