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お月様と兎 『氷の福音』

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SBSH01941.JPG日本では、満月になると月には兎が居て、餅つきをしている。と言いますね。 そんな 絵に描いたように兎が餅つきをしているようには、私にはわかりませんが、月はとても神秘的なので、すんなり受け入れられる話です。 私が子供の頃、「何故月に兎がいるのか」の話を読んだ記憶がありました。 『鉢の木物語』よりも、もっと痛ましい話で、心に残っていました。が、最近では想い出すこともなく、過ごしていました。 すると 塩崎雪生氏著の『氷の福音』に その話がでているではありませんか! 飢えた仏さんを助けるために、呼びかけに応じた猿や狐は食べ物を用意することが出来た。 しかし 兎は出来なかった。 そこで兎が取った手段は…………………… 燃え盛る火の中に身を投じて、自らを食べて下さい。 と 自己犠牲の権化のような兎を哀れみ、月に置いた。と言うお話です。 『氷の福音』にはこのような興味深いお話が《天地真理》と関連付けされて多々あります。


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