ねじまき鳥クロニクル 村上春樹著 新潮社 新潮文庫
第1部 泥棒かささぎ編 1997年10月01日刊 2013年03月20日第48刷 630円+税
第2部 予言する鳥編 1997年10月01日刊 2012年10月30日第43刷 670円+税
第3部 鳥刺し男編 1997年10月01日刊 2012年10月30日第43刷 840円+税
さる友人から「村上春樹は読まないの?」と聞かれた。そう、読んでいないのだ。生来の天の邪鬼でいわゆるベストセラー作家には手を出してこなかった。しかし、そう聞かれたことで一つくらいは読んでみるかと思った。であれば最新刊をということになるのが普通(?)かも知れないが、またも少しひねくれてこの本にしてみた。正直なところ3冊もあるとは思わなかったし、タイトルも「ねじまき鳥のクロニクル」だとばっかり思っていた。いやはや・・・。「あの世界」のことは見ることのできない私には実感が持てないが、といってこの世界がすべてと言い切れるのか、なんてことは考えないことにしよう。一つ考えさせられたことは「名前」についてだ。