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ルカによる福音書 1章1~25節

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<天使は言った。「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた。あなたの妻エリザベトは男の子を産む。その子をヨハネと名付けなさい。(13節)> 本書は使徒言行録と合わせて、2部構成となっている。ルカは聖書の中に「愛するルカ」と記されるパウロの側に仕えた医者であった。また、この書物を献呈されたテオフィロ閣下は、彼らの理解者として経済的援助をした人物だとされている。彼はユダヤ人ではなかったことから、この書物は異邦人に宛てて記されたものと推察されている。 まず、本書は主イエスの誕生に先立つ、洗礼者ヨハネ誕生予告から始まる。ローマがパレスチナを占領した時、ガリラヤの総督になったのがヘロデ(紀元前37~紀元4年)、彼はエルサレム神殿の大改築を含む多くの建築物を残したことから、息子たちと区別してヘロデ大王と呼ばれている。彼は主イエス誕生後まもなく死んだとマタイ書は記している。 ザカリアとエリザベトはともに祭司の家系であった。祭司は、朝夕犠牲を献げた後で、神殿の祭壇の上で香を焚く務めがあった。その日はザカリアがくじで選ばれ、香を焚く務めが与えられた。その間、中に入ることが出来ない大勢の民衆は外で祈っていた。 身を清め、間違いなくその務めを果たしていたつもりだったが、主の天使が現れ、香壇の右に立ったので、不安になり恐怖の念に襲われた。 「茶道」とか「お作法」とかいうのに疎いので何か事があると左右の人を見て粗相がないようにしているが、緊張すると余計大きな失敗をしでかすので、ザカリアも私メのように、注意されるに違いないと思ったんだろうか。 天使は言った「恐れることはない。ザカリア、あなたの願いは聞き入れられた・・・」。彼は聖所で香を焚く務めを与えられただけでも大きな恵みだと思っていた。それに、聖所でのこの時の彼の祈りは、個人の祈りではなく群れ全体の願いや感謝であったに違いない。 彼ら夫婦には子供がなく、二人は既に年老いていた。若いころは願ったことだが、もうすっかり子どものことは諦めていた。願った事さえ忘れかけていた。それなのに、天使は驚くべき祝福を告げた。 「ここには神の恵みとはどのようなものであり、どのように実現されるかが示されます。神の恵みは、私たちの知識や常識で推し量れるようなちっぽけなものではありません。神の恵みの御業は、私たちの思いを遥かに超えた仕方で実現されます」と小野寺牧師は説かれる。 選挙の結果は悲惨だが、我々の祈りを神は思いがけない形で成就される。「あなたがこの国を導いて下さることを信じています」と祈りを献げ続けなければならない。 日曜日はお近くの教会で礼拝を http://www1.ocn.ne.jp/~church/japan.htm どなたでもどうぞお越しください。お待ちしています。


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